2016年7月3日の「健康カプセル!ゲンキの時間」にて
普段の料理に混ぜるだけで簡単に筋肉増強、疲労回復と健康効果が高い「ホエー」、熱中症対策にもなって骨密度も高くなる牛乳について紹介していました
今回の番組のテーマは「農家に学ぶ健康法」です
過酷な仕事をしながらも病気や疲れ知らずの農家の方々に、様々な健康法を紹介していました
紹介するのは82歳で酪農家をしている名津井の健康の秘訣「牛乳」と「ホエー」です
・骨密度を高める牛乳は熱中症対策にも良いという効果がある
・味の邪魔をせずに普段の食事にも加えて筋肉増強、疲労回復が期待できるホエー
と気になる健康効果がある牛乳とホエーについて詳しく解説します
【牛乳とホエーで肉体労働&熱中症対策になる!】
牛乳といえば言わずと知れた骨粗しょう症予防に最適な飲み物です
豊富なカルシウムはもちろん、カルシウムを骨へと定着させるリンが理想的なバランスで含まれています
名津井さんの驚異の骨密度は肉体労働で骨への適度な刺激がかかること、そして牛乳を飲んでいることだと考えられるとのことでした
さらに夏場の牛乳は熱中症予防にもぴったりな飲み物です
熱中症にかかりにくい身体というのはたくさんの汗をかける身体ということ。つまり皮膚表面にかいた汗の気化熱で体温調節ができる身体のことなんです
その際に鍵となるのが血中の水分量です
身体を動かしたあとに牛乳を飲むと血中の水分量が約7.6%も増えるという研究結果があります
これは牛乳のタンパク質の働きで血中の水分量が増え、その結果汗をかきやすくなり、体温調節機能も向上するんですね
年齢を重ねるとともに汗は書きにくくなるので、これから暑くなる季節には牛乳が熱中症予防に良いとのことでした
・【食事の味を変えることなく筋肉増強・疲労回復ができる「ホエー」とは?】
名津井さんは牛乳をただ飲むだけではなく自宅で牛乳を活用して更に健康効果を得ていました
冷蔵庫に常備されていたのは「ホエー」でした
「ホエー」とはヨーグルトの上澄みに溜まる液体のことです
ホエーの中には良質なたんぱく質が豊富に含まれ消化吸収の効率が良く、筋肉増強、疲労回復の効果が期待でき非常に健康的なタンパク供給源となるとのことでした
低カロリー、低脂肪で糖の吸収を抑える働きもあるので糖尿病対策にも良い健康食品です
吸収率の高さからアスリートのサプリメントにもホエーは使用されているそうです、そういえばホエイプロテインとか言いますね
ホエーを摂取することで加齢にともなう筋肉の減少が防げているとのことでした
名津井さんは温めた牛乳1Lに大さじ3杯のお酢を加えてホエーを作っていました。酸の作用で分離した乳脂肪などの白い固形物をこしとるだけでホエーが出来上がります
食べてみた感想はヨーグルトのような香りと酸味が特徴的だそうです
名津井さんはホエーをそのまま食べるだけでなく味噌汁にホエーを味噌汁:ホエー=2:1の割合で加えたり、2合の米とホエー180ccで豆ご飯を炊いたりしていました
味や香りを邪魔しないホエーはどんな料理にも合うとのこと
ホエーが入っているのがわからないくらいとのことなので、今までの食生活での味を変えることなく健康効果を得ることが出来るんですね
・ホエーで炊いたご飯を実食した芸能人の感想
ホエーで炊いたご飯は味が変わることなく本当に普段と同じご飯の味になるのか?スタジオの芸能人たちが実食していました
ホエーを食べての感想は
「味は全然じゃましていない、少しだけホエーの香りがする程度」
「逆に甘さが増していない?」
「香ると酢の香りが少しすんですけど、食べてみると甘くふっくらしている」
といったものでした
ホエーにはご飯に足りないリジンを補うので、必須アミノ酸9種類をバランスよく摂取できるというメリットもあるそうです
ご飯を炊く時に一緒に混ぜるだけでいいので続けられそうですね
ホエーは温めた牛乳1Lに大さじ3杯のお酢を加えてこせば出来上がるそうですが、面倒だと感じる人は粉末のホエーを使ってもいいかもしれません