2016年4月26日に放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」にて
寝ている時に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」を自分で確認する簡単なテスト方法!を紹介していました
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寝る時に「いびき」をする人には耳が痛い事実、実はいびきは近年 医学会で問題視されているある病気の前兆と言われています
その病気は「睡眠時無呼吸症候群」です
現在「睡眠時無呼吸症候群」の患者数は約20万人。しかし治療が必要な潜在患者数は300万人以上いると考えられています
突然死のリスクが高まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」を防ぐには自分が寝ている時にしっかりと呼吸をしているかを確認することが重要になります
今回番組では睡眠時無呼吸症候群になってしまう原因、自分で簡単に睡眠時無呼吸症候群かどうかを確認できる方法について紹介していました
【寝ている時に呼吸が止まる!?睡眠時無呼吸症候群とは?】
睡眠時無呼吸とは睡眠中に空気の通り道である気道が狭くなり繰り返し呼吸が止まってしまう病気
信じられないことですが睡眠中に50秒近くも呼吸が止まる事が気づかないうちに何度も起こることもあるそうです
睡眠時無呼吸症候群で体内が極端な低酸素状態になると心臓がなんとか酸素を送り込もうと心臓が拍動を強めます
すると血圧が一気に急上昇してしまうため長い時間をかけて動脈硬化が進行してしまうのです
そのため睡眠時無呼吸症候群の人は狭心症・心筋梗塞のリスクが2~3倍、脳卒中のリスクは4倍にもなってしまうという報告もあるとのこと
・【気道が狭くなってしまう理由】
寝ている間に気道が狭くなってしまい呼吸ができなくなってしまう主な原因は肥満、あごが小さい、加齢の3つです
肥満は舌が太って気道を塞いでしまい、あごが小さい人は舌が収まりきらずに下がってしまう、加齢はのどを囲む筋肉がたるんでしまうため無呼吸の原因となるとのことでした
続いて自分が無呼吸症候群かどうかを確認できるチェック方法を紹介します
・【のどの広さをチェックすれば無呼吸症候群かどうかがわかる!】
自分が寝ている時にいびきをしているかどうかは誰かに見てもらわないとわからない、という相談に番組では自分で確認できる方法を紹介していました
実際に呼吸器内科の診察でも行われているチェック方法だそうです。寝た時に気道の入口がふさがりやすいかどうかを確認しましょう
① 手鏡をのどの奥がよく見える位置に持つ(あごを少し上げるようにするのがポイント)
② 片方の手の小指を口の端につける
③ ②の状態で「あー」と声を出す
声を出した時の「のどの広さをチェック」します。目安となるのが口の端に置いた小指です
「のどちんこ」と「舌」の間が小指の幅以上、そして左右の幅が小指の第一関節以上あれば睡眠時無呼吸症候群の危険性は低いと考えられます
それ以下だと危険性があり、のどの奥が全く見えない状態だと睡眠時無呼吸症候群の可能性が非常に高いと判断されます
番組に出演したゲスト40~70代は全員が危険性ありとの診断されてしまいました。全員がいびきをしていると誰かに注意されたことがあるとのことでした
のどが狭くなっているのをなんとか広くできないのか?という質問に番組に出演した医師は「なかなか難しい」と答えます
太っている人は痩せるとのどが広くなる可能性がある、軽度の睡眠時無呼吸症候群は横向きに寝ると舌がずれるので症状が改善する場合もあるそうなので日常生活を見直してみるのも良いかもしれません
のどの広さをチェックしてのどが塞がってしまっている場合、そして普段からいびきをしていたり無呼吸になっているのがわかった場合は病院に相談しましょう