2016年3月14日に放送の「主治医が見つかる診療所」にて
腎臓を守って腎臓病を予防できる健康食材「もずく」もずくを毎日食べたくなる絶品のもずく料理について紹介していました
腎臓を守って腎臓病を予防してくれる健康食材として番組が取り上げたのは「もずく」でした
もずくが腎臓病予防に効果があるのはもずくのある健康成分のおかげ!
腎臓病についての情報、もずくが腎臓に良い理由、そしてもずくを使った沖縄料理や番組が考案した絶品もずく料理について詳しく解説していました
【もずくはどうして腎臓病の予防になるのか?もずくの栄養を解説】
番組ではもずくの生産量が日本一の沖縄に取材!国内で食べられているもずくの90%以上が沖縄産なんです
そんなもずくには腎臓に良い健康成分「アルギン酸」という物質が大量に含まれています
アルギン酸は海藻などに含まれる食物繊維の一種。便秘を改善して腸内環境を整える働きがあるのですが、その際に余分な塩分も一緒に排出してくれるのです
通常ですと腎臓は体内の余分な水分や塩分を尿として体の外へと出す働きをしています
そのため塩分を過剰に摂取すると腎臓に大きな負担がかかってしまい腎臓病になる可能性が高まってしまうのです
しかし普段からアルギン酸を摂取していると腎臓に負担をかけることなく余分な塩分を排出できるため腎臓病の予防につながることになるんです
さらにもずくには尿酸値を下げる働きもあるんです
尿酸とは食事、運動、新陳代謝などによって体の中にできる老廃物です
血液中の尿酸の濃度が高い状態が続くと尿酸が関節の中に溜まって結晶となってしまい激痛を引き起こす病気「痛風」を起こします
この尿酸は関節だけでなく腎臓にも溜まってしまうことがあるそうです。腎臓に尿酸が溜まると腎臓病を引き起こす可能性があります
男性だけでなく女性も閉経後は尿酸値が高くなりやすいそうです
そんな男女と共に悩みの種である尿酸値の異常を解決できる成分がもずくには含まれています
それが尿酸の排泄を促進する「フコイダン」です。海藻に含まれるネバネバ成分で先ほどのアルギン酸と同じく食物繊維の一種です
もずくに含まれるフコイダンの数値は海藻の中でもトップクラス!マコンブの16倍、ワカメの3倍以上と大量に含まれています
さらにもずくには「フコキサンチン」という海藻に多く含まれる成分が入っていて抗酸化作用や抗肥満作用が注目されてもいるそうです
もずくを食べれば尿酸値を下げる、腎臓を守るという働きにつながると番組では医師が語っていました
番組が沖縄で働く漁師たちに取材したところ
「毎日ビールを2リットル飲むけど若い頃は高かった尿酸値が約30年前からもずくを食べることで基準値まで下がった」62歳男性
「泡盛を毎日2~3合を飲むけれども2013年からはずっと基準値内をキープしている。もずくさえあれば絶好調」54歳男性
もずくのおかげで尿酸値を気にすることなく健康を保っていると語っていました
【もずくを使った沖縄料理&番組が考案の絶品料理】
余分な塩分を排出、さらに尿酸値を下げることで腎臓を守り腎臓病を予防してくれるもずく
しかしもずくの食べ方ってもずく酢くらいしかないですよね?毎日もずく酢を食べるのは大変ですので番組では沖縄のもずく料理と番組がの主治医が考案したもずく料理を紹介していました
沖縄の家庭では収穫したもずくを生のまま塩漬けにしたものを食べているそうです
調理の前に流水で洗ったり水に浸けたりして塩抜きして使うとのこと。もずくはほとんど切らないで長いまま食べるのが沖縄流だそうです
それでは沖縄県民が好んで食べるもずく料理を紹介します
・魚のアラの味噌汁を使った「もずくの味噌汁」
お茶碗に味噌汁を半分ほどよそったら上からたっぷりともずくをかけます
そしてもずくの上から熱々の味噌汁をかければ完成です
そうめんのようにズルズルと食べると麺のような喉越しが楽しめて美味しいそうです
・もずくのごまドレッシング和え
ごまドレッシングをかけたりマヨネーズを和えて食べても美味しいもずく
もずくのツルツルの食感は脂との相性も抜群です。マヨネーズやドレッシングと和えて食べるのは沖縄では一般的な食べ方だそうです
・もずくと豚肉のポン酢炒め
普通は醤油で炒めるところをポン酢で炒めているためさっぱりと食べられるそうです
作り方はとっても簡単で豚肉を塩コショウで味付けして炒めます
肉に火が通ったらもずく、エノキ茸、長ネギを入れて最後にポン酢をかけて混ぜ合わせれば出来上がりです
肉の香ばしさとポン酢の酸味が食欲をそそります
・モズクとイカの煮物
出汁、醤油、砂糖、みりんで味付けしたもの
イカはよく火を通してからもずくを入れます。もずくはあまり火を通さないのがポイントです
・もずくのコロッケ
もずく、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、合いびき肉を使ったもずくのコロッケ
ジャガイモのホクホク感ともずくのコリコリ感がよく合う子供にも人気のメニューです
・もずくのフルーツ寒天
デザートにまでもずくを入れる沖縄県民
水に寒天を入れて火にかけて沸騰したら2~3分かき混ぜて寒天を溶かします
寒天が溶けたら火を止めてフルーツ缶、砂糖、塩抜きをしたもずくを入れます
容器を移し替えて冷蔵庫で冷やし固めれば見た目もきれいなデザートの完成です
もずくの歯応えとゼリーの甘さがよく合い子供が喜ぶ料理とのこと
・【番組の主治医が考案のもずく料理】
沖縄の料理だけでなく番組でも美味しくもずくを食べれるもずく料理を医師が考案して紹介していました
・モズク酢のニンジンシリシリ
<材料>
・モズク酢 2パック
・ニンジン 1本
・卵 2個
・エゴマ油
・塩、胡椒
・油
①スライスしたニンジンを炒める
②もずく酢を汁ごと加えて蒸す
③卵を入れて塩コショウをする
④えごま油を回しかける
つなぎに卵を入れているのでまろやかになり子供も食べれるような味付けになっています
ニンジンに含まれるポリフェノールには抗酸化作用、エゴマ油に含まれるオメガ3は抗炎症作用もあるので健康に良さそうですね
・モズク酢とトマトの卵スープ
<材料>
・もずく酢 3パック
・トマト 2個
・卵 2個
・A 鶏ガラスープの素 小2
酒 大1
醤油 小2
生姜汁 大1
水 2カップ
・万能ねぎの小口
・水溶き片栗粉
・アマニ(亜麻の種)
・塩、胡椒
①鳥ガラスープにトマトを入れ3~4分煮る
②もずく酢を汁ごと加え煮立ったら水溶き片栗粉でとろみをつける
③卵を入れネギとアマニを加える
卵には血管を作るタンパク質が多く含まれています
トマトのリコピンには抗酸化作用、アマニ(亜麻の種)に含まれるオメガ3には抗炎症作用があります
しっかりとお酢が利いているのに嫌な感じではなく、すっと食べやすいとのこと
・モズク酢と小豆のカレー
<材料>
・モズク酢 3パック
・しじみ 200g+酒 大さじ1
・ゆで小豆 100g
・玉ねぎ 1個
・カレールウ 60g
・めんつゆ(2倍希釈) 1/2カップ
・湯 3 1/2カップ
・塩、胡椒
・油
①タマネギを飴色になるまで炒める
②湯を足して麺つゆとカレールーを入れる
③もずく酢、酒で蒸したシジミ、ゆで小豆を加えて煮込む
小豆に含まれるサポニンには利尿作用、カレーのターメリックに含まれるクルクミンには腎機能改善の効果があります
【まとめ】
腎臓を守ってくれて腎臓病を予防してくれる「もずく」その理由は余分な塩分を体外に排出してくれる、そして尿酸値を下げてくれる効果があるためでした
もずく酢を食べても体に良い効果はあるのですが飽きずに毎日食べることができるように今回紹介した沖縄のもずく料理、番組の主治医が考案のもずく料理をぜひ試してみてください!