テレビで紹介された健康・美容のまとめ

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【主治医が見つかる診療所】酒を飲まない人でも肝臓の病気に!肝臓の検査で異常がないのに肝臓病になった女性の実体験

  2016年5月30日に放送の「主治医が見つかる診療所」にて

酒を飲まない人でも肝臓の病気に!肥満の人は要注意の肝臓に脂肪が溜まる「脂肪肝」について予防&改善の情報を紹介していました

 

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肝臓の病気といえばお酒をたくさん飲む酒飲みの人のイメージが強いですが、お酒を全く飲まなくても肝臓病になることがあるんです!

お酒を飲まない、そして女性がなりやすいという急増中の肝臓病について番組では取り上げていました

飲酒をせずに肝臓の検査も問題ないので肝臓の病気と関係がないと思っていたら、命に関わる肝臓の病気になってしまった女性のエピソードについて紹介します

 【お酒を飲まなくても肝臓の病気に・・・発見が難しい肝臓の病気の予防&改善方法】

 

 

肝臓は糖尿病やコレステロールや血圧が高くなる病気と密接に関係していて、しかも症状がほとんどないということで肝臓が傷んでいる可能性が誰にでもあるそうです

肝臓は非常に我慢強い臓器で異常が出た時は8割以上がやられているとも言われるほどです

7割くらいまでは全く異常値でないので異常が出たときはかなり危険だと番組では医師が語っていました

そんな注意すべき肝臓の異常を調べる方法、生活習慣が肝臓に及ぼす危険について紹介します

 

・【肝臓が危険な状態かどうかを調べるには「γ-GTP」の数値が有用】

 

アルコールがどれくらい肝臓に影響を与えているのかは血液検査の「γ-GTP」の値を見ればわかるそうです

γ-GTPは肝臓で主に作られ肝臓、胆のうで働く酵素。お酒を飲み過ぎると数字はどんどん上がっていきます

お酒を飲むとγ-GTPが増えるのではなく、肝臓にダメージを受けて壊れると肝臓からγ-GTPが漏れてしまい血液中の値が増えるとのことでした

 

しかしこのγ-GTPの検査は非常に有用なのですが残念ながらγ-GTPが正常なのに肝臓に病気を持っている人は結構いるそうです
今回番組ではγ-GTPの数値は正常だったのにも関わらず命に関わる危険な肝臓病を発症された方のエピソードを紹介していました
 
 
・【お酒を飲まないのに命に関わる肝臓病と診断された女性】
 
 

69歳女性Aさんは63歳の時に命に関わる危険な肝臓病が発覚します。6年経った今でも治療のために通院を続けているそうです

最初に肝臓の異変を告げられたのは健康診断の時で「肝臓が悪い」と言われたそうです

しかしAさんは お酒も飲まずにγ-GTPも基準値内だったため「どうして私が?」と不思議に思ったとのことでした

 

すぐに大きな病院で精密検査を受けたAさん。結果は「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」と診断されます。すでに肝臓の細胞が炎症を起こしていました

肝臓の炎症によって細胞が破壊され肝臓の機能が低下してしまう肝炎だったのにも関わらずAさんは自覚症状はほとんどなかったそうです

「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」は人によってはだるさや食欲不振も起きるのですが自覚症状がほとんどない場合も多いとのこと

 

初期の段階では見つけづらく検診で見つかった時にはかなり進行していることが多いそうです

医師からは「放っておくと肝硬変、そして肝臓がん」と言われてしまったAさん

「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」は5~10年で5~20%の人が肝硬変になり、その5年後には最大で15%が肝臓がんになってしまう危険な病気

しかしお酒を飲まないAさんが肝臓を悪くしてしまった理由は何だったのでしょうか?

 

 
・【太っていても命に関わる危険な肝臓病になる!】

 

 

AさんのNASHの原因は太りすぎからなる「脂肪肝(しぼうかん)」でした

脂肪肝とは言葉通りで肝臓に脂肪が多く溜まった状態のことで、その原因は大きく分けて2つあります

1つ目はAさんのように太り過ぎによって肝臓にも脂肪がいてしまうケース

2つ目は過度の飲酒によって脂肪が溜まるケースです。アルコール分解時の副産物で脂肪ができてしまうそうです

肝臓は毒性の高いアルコール代謝を優先するので脂肪の代謝は後回しになってしまうのだとか

 

Aさんは出産を機に20代の時に比べて約20kgも体重が増加していました

脂っこいものが好きだった食生活、長年の運動不足が脂肪肝の原因だったのです

現在Aさんは食事制限と運動で体重を落としつつ、通院をして医師の検診を受け続けているそうです

 

 番組の主治医はお酒を飲まなくても太り過ぎによってなってしまう脂肪肝について

「年齢を重ねていくと大体は体重が増えていくんですね

見えてわかるような皮下脂肪ぐらいで収まってればいいのですが、20代の頃に比べて20kg以上も体重が増えている人は内臓脂肪、肝臓に脂肪が溜まっていてもまったく不思議ではないですね」

と太り過ぎによる肝臓の病気の危険性を語っていました

 

 

・【番組の主治医が勧める肝臓を元気にする食材】

 


番組の医師たちが肝臓に脂肪が溜まってしまう脂肪肝を予防・改善する食材を3つ紹介しました

 

・高タンパク低脂肪の納豆

・肝臓の細胞の再生を促進する働きが高いタウリンが豊富なイカやタコ

・脂肪肝の進行を抑えるイノシトールが豊富な枝豆

 

番組では肝臓の病気である脂肪肝を予防・改善する枝豆を使った料理を紹介していました

 

【糖質のない枝豆のしらたき麺】

 

材料
・しらたき
・茹で枝豆
・干し貝柱
・アマニ油
・そばつゆ
・ワサビ
 
作り方
①しらたきを茹でる
②茹でた枝豆を粗く叩く
③しらたきに枝豆と戻した干し貝柱を加える
④そばつゆとアマニ油をかけてワサビを添えて完成
 
麺類ですが糖質がないシラタキを麺にしてヘルシーな料理にしました
枝豆は消化に悪いので硬めに茹でて叩いて消化しやすいように粗く潰しましょう
 
 
 
【枝豆入り薬膳スープ 】
 
材料(2人前)
・ハトムギ20g
・枝豆50g
・水400ml
・鶏ガラスープの素 大さじ1
・トウモロコシ(缶詰)50g
・ショウガの絞り汁 小さじ2
・くず粉10g
・塩少々
 
作り方
①水で戻したハトムギを下茹でする
②鍋に水300ml・鶏ガラスープの素・茹で枝豆・トウモロコシ・ハトムギ・ ハトムギの茹で汁を入れ、10分程中火で煮る
③ショウガの絞り汁を加え、塩で味付けする
④くず粉でとろみをつけて完成
 
ハトムギは肝臓だけではなく肌にも良いとのこと
肝臓の働きを助けることにより解毒機能を高めて皮膚のシミやソバカスなどを綺麗にしてくれるそうです
 
 
 
【枝豆のマリネ】
 
材料(2人前)
・枝豆(むき身)1カップ ・パプリカ(赤)1/2個
・玉ネギ1/8個 ・セロリ5cm
・天然塩少々
・レモンの絞り汁 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
 
作り方
①パプリカを1cm角に切る
②枝豆・セロリとタマネギのみじん切りを加える
③塩・オリーブオイル・レモンの絞り汁を加える
④冷蔵庫で1時間程冷やして完成

 

パプリカには抗酸化作用が強いβカロテンが入っていて、体内でビタミンAになると肝臓の線維化を防ぐ働きもしてくれ肝硬変の予防にもなります

夏にピッタリのさっぱりとした料理で食感もいろいろとあり、実食した芸能人たちも絶賛でした

 

 

 ・【肝臓を良くするための健康情報まとめ】

 

 

肝硬変、肝臓がんなどの危険な病気を未然に防ぐためにも肥満や過度の飲酒によってなってしまう脂肪肝に注意しなければいけません

そのためには普段の生活習慣の改善に力を入れて健康で明るい毎日を過ごすようにしましょう