2016年2月22日に放送の「主治医が見つかる診療所」にて
自分に合った靴を履かないとしびれや痛みで体全体に弊害が出てくる!?医師が直伝する正しい靴の選び方について紹介していました
足のしびれや痛みを感じている方は要注意!その異変はもしかしたら合っていない靴を履いているのが原因かもしれません
番組では自分の足に合わない靴を履いていると起こる問題点を紹介していました
足に合った靴を履かないと体全体に影響が出てしまう理由、医師が教える正しい靴の選び方について解説します
【足のしびれや痛みは合わない靴を履いているのが原因!?】
福岡県福岡市にある那珂川病院では週に2回「フットケア外来」を行っています
足のしびれや痛みを中心に診断してくれて毎回50人ほどの患者が訪れるそうです。そしてこの病院では少し変わった方法で足のしびれを改善しているのです
番組では1人の女性患者に密着取材。女性Aさん(38歳)は外回りの営業の仕事で1日に1万歩以上も毎日ハイヒールで歩いているとのこと
外反母趾の部分を含めて足がジンジンと痺れるという悩みから病院を訪れました
医師の診察が終わるとAさんは足の型を取ってもらいます。足の型を取る理由は「靴のインソール(靴の中敷)」を作るためです
靴店が本来なら作る中敷ですが、どうして病院で作っているのでしょうか?
足のしびれや痛みが悩みでくる患者で靴が原因である方が実際に多いそうです。自分に合わない靴を履いていて足が痺れたり痛んだりする状況を放っておくと歩けなくなってしまったり全身の筋肉や骨といったものまで衰えていってしまうとのこと
そのため患者の足に合った靴やインソールを作ったりするのはとっても大事なことなんです
【足のしびれや痛みが少しでもあったら病院で診断を!】
健康な人の足は正面から見ると親指から小指までアーチ状になっているのですが、しびれを訴えるAさんの足はそのアーチがなくなって平になっていました
そのため普段なら加重のかからない場所が靴底にあたり痺れてしまったとのことでした
その大きな原因の1つが長年の間、自分に合わないハイヒールで歩き続けてしまったこと
そこで靴に足裏のアーチを矯正するインソールを入れることでしびれと痛みの改善を行うというのです。中敷ができるまでは約1ヶ月、足に病変がある場合は保険が適用されて費用は約1万円でインソールが出来上がるそうです
こうした医療用の中敷は「フットケア外来」「足の外来」「足の外科」「靴外来」などがある病院の多くで作ることが可能とのことでした
番組に出演した医師は
「足は第2の心臓と言われています。歩けなくなってしまいますと健康寿命が短くなってしまいます」
「足にいつもとは違う痛みや痺れが出るということは全身のどこかに不具合が出ているというサインの1つになるんです」
と語っていました。普段とは違う足の痺れや痛みを見過ごさない事は健康寿命を延ばすためにはとても重要になるんですね
【自分にあった靴を見つけるためのポイントを医師が解説】
人間は足に痛みがある場合に放置しておくと痛くないように変な歩き方を自然としてしまいます
足の痛みをかばおうとして歩くと膝や腰に負担が掛かり、腰に負担がかかるとまた何とかしようとして首にも負担がかかり肩こり頭痛の原因にまでなってしまいます
自分の足に合っていない靴で歩くというのはそれほど体にとっては無理がかかってしまいます
そこで番組では医師が自分の足にピッタリな靴の選び方を紹介していました
正しい靴の選び方はとにかく「かかとを合わせる」のが一番のポイントとなります
ひも靴の場合はかかとを合わせた状態で靴ひもを足先から順番にしっかりと締め上げて結ぶようにしましょう。この時に靴の中で足が前後左右に滑らないのがポイントです
ひも靴は1度ひもをしばったらそのままにしてしまいがちですが、履くたびにしっかりと結び直すのが良いとのことでした
女性が履くパンプスやヒールの時の選び方も「かかとを合わせる」のがポイントです
座っている時も立っている時も足のかかとが靴のかかとにしっかりとフィットするもの、そして靴のヘリがくるぶしに当たらないものを選ぶのが大切になります
【まとめ】
自分の足に合っていない靴を長年に渡って履き続けると足の痺れや痛みだけでなく健康寿命が短くなるなどの重大な問題が起こる可能性があるという情報
そして靴の正しい選び方の情報でした。靴が合っているかどうかは非常に大切なんですね
普段から適当になりがちですが自分にピッタリと合った靴を選んでいこうと思います
少しでも足に普段とは違う痺れや痛みを感じた場合は初期の段階で対処できるようにすぐに病院へ行きましょう