2016年2月16日に放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」にて
入浴する時に少し工夫をして気をつけるだけで免疫力がアップするという情報を紹介していました
番組では免疫力が下がってしまう理由、そして免疫力を高める方法について紹介していました
免疫力を高めるには「食事の2時間後に仰向けに寝て腹式呼吸」と「お風呂に15分間つかる」という2つの方法があります
今回はお風呂に入るだけで体の免疫力を高める方法について紹介します
免疫力が下がってしまう理由と寝るだけで免疫力が高まる方法と実証結果についてはこちらを参考にどうぞ!
お風呂に入るだけでどうして免疫力が高まるのか?どれくらい免疫力が上がるのかを番組では詳しく解説していました
【お風呂に入るだけで免疫力がどうして高まるのか?】
人間の細胞は適度なストレスや負荷を与えられると活動量が増えたり盛んに分裂が進むなどの生体反応が起こることがあります
免疫細胞も一緒で適度なストレスを与えて鍛えてあげると活性化することがわかってきたとのことでした
私たちが普段行っている生活習慣の中に簡単に免疫細胞を鍛えられる方法があります
それは「入浴」です。免疫細胞は温度に非常に敏感で「深部体温」が1度ほど上がると非常にストレスを受けます
ストレスを受けることによって免疫細胞が非常に活性化するとのことでした
私たちの体温は皮膚の表面では外気の温度に応じて上下しやすいですが、体の内部の温度「深部体温」は外気の温度にかかわらず常にほぼ一定に保たれています
この「深部体温」を入浴で1度ほど上げることで熱がストレスとなり免疫細胞を鍛える可能性があるというのです
ただお風呂に入るのではなく少し工夫をして入浴して深部体温を1度上げたところ次の日には免疫細胞の能力が約1.3倍にも上昇したとのことでした
【入浴でどれほど免疫力が高まるのかを実験!】
入浴するだけで本当に免疫細胞は高まるのか?番組では実験を行い実証していました
実験に協力してくれるのは「昼食の2時間後に寝ながら腹式呼吸」を行って免疫力を高めた男性2人、寝て免疫力を高めた2人にプラスして入浴で深部体温を1度前後上昇させたらどれほどの免疫力が鍛えられるのかを実験していました
気になる入浴方法は
「41℃のお湯に肩までつかって15分程度かけて温まる」というもの
約15分と長めにお湯につかることによって外気温では変わりにくい体の内部まで熱を伝えるのが目標です
深部体温は特殊な機械でしか測れないので自宅で行うときは目安として額に汗がにじむのが深部体温が1℃上がったと考えて良いそうです
※時間は目安なので体調に注意して行いましょう
入浴前と入浴後の深部体温はそれぞれ
35.7℃⇒36.6℃ 36.2℃⇒37.6℃と上がりました
気になる免疫細胞の能力を表す数値は基準値が25のところ4日間の腹式呼吸で上がった分も含めて次のような結果になりました
35.7℃⇒36.6℃ 検証前20⇒腹式呼吸30⇒入浴43
たった1日で13もアップして検証前の倍以上の数値になりました
36.2℃⇒37.6℃ 検証前6⇒腹式呼吸17⇒入浴17
こちらは現状維持のままでした。しかしわずか1日しか入浴は行っていないのでこのまま続ければ少しずつ上がっていく可能性はあると番組に出演した医師は語っていました
【まとめ】
お風呂にゆっくりとつかって「深部体温」を約1℃上げることにより免疫細胞を鍛えられて免疫力がアップするという情報でした
食後に寝ながら腹式呼吸と深部体温を上げる入浴法を使えば免疫力はかなりアップするというのがよくわかりますね
どちらも短期間で上がることができたので長期間続けていけばもっと免疫力は高まりそうです
食後に寝るだけだったり入浴方法を少し工夫するだけと簡単なもので免疫力がアップするのでみなさんもぜひお試し下さい