1月26日に放送の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」にて
頻尿だと診断されたけど実は重病のサインだった!尿トラブル+特徴的なサインは重大な病の可能性があるという情報を紹介していました
夜に寝ていても何度もトイレに起きてしまう頻尿、ちょっとしたことで尿が漏れてしまう尿失禁と尿トラブルを抱えている方はのべ約600万人もいるといわれています
年をとったら頻尿などの尿トラブルはあって当然と放置しがちですが、実は頻尿だと思っていたら重病のサインだったということもあるそうです
番組では「頻尿だと診断されたけど実は難病だった」「尿トラブル+足のしびれは重病のサイン!?」という情報について詳しく解説していました
【ただの頻尿と診断されやすい発見が難しい病気】
頻尿に悩んでいたが実はただの頻尿ではなかった・・・番組ではある病気で悩んでいた女性が自身の体験を赤裸々に語っていました
女性の症状は
・激しい尿意
・1日に15~16回のトイレ
・尿はわずか(おちょこ1杯分ほど)しかでない
・尿意で何度も目が覚める
・頻尿になってから1年後に尿道に痛み
といったものでした。女性は病院で診察しても頻尿と診断されてしまいもらった薬も効果が見られないという状態・・・
実は女性は頻尿ではなく「HTLVー1関連脊髄(せきずい)症」だったのです
これはHTLV-1という主に母乳などを介して感染し血液中の白血球の中に潜み続けるウイルスが起こす病です
番組でHTLVー1関連脊髄症と診断された女性の例ですと、ウイルスが脊髄内部に侵入し炎症を起こしたことで排尿機能に司る神経に異常が起きたとされていました
特徴的な症状は
・頻尿のような切迫感
・尿意があっても尿がわずかしか排出されない
とのこと。ウイルスによる異変はMRIなどの検査では発見が難しく、特殊な血液検査や髄液検査でないと発見できないそうです
病院に行っても原因が特定できずに放置される事が多く、最悪の場合は足を動かす神経まで破壊されることもあるとのことでした
日本国内での患者数はわずか約3600人と少ないのですが、HTLV-1に感染している人は100万人以上といわれてます
40代以上の発症者が多く高齢化によって更なる患者数の増加が危惧されているとのことでした
【尿トラブルと共に足のしびれがあったら要注意】
重大な病が潜んでいる場合「尿トラブル+特徴的なサイン」が出すことが多いといいます。今回 番組では「尿トラブル+足のしびれ」が出た場合について考えられる病気を解説していました
足のしびれとは
・安静時にはしびれない
・歩いてしばらく経つとしびれる
・休むとしびれは治まる
などです
頻尿・尿漏れ・尿が出づらいなどに「足のしびれ」が一緒に起こると「腰部脊柱管狭窄症(ようぶ・せきちゅうかん・きょうさくしょう)」の疑いがあるとのこと
日本では推定200万人以上いるといわれていて、加齢などで腰椎が変形して脊柱管が狭くなってしまい神経や血管が圧迫されて起こるそうです
腰椎の中には膀胱へつながる神経も通っているので、腰椎内の神経が圧迫されると様々な尿トラブルが起きてしまいます
悪化すると膀胱を縮める神経がうまく働かずに膀胱に尿がたまり続けてしまい「尿が出しづらい」「尿漏れ」の症状が起こるとのことでした
尿がたまり続けても尿意を感じないことがあるそうで、この状況まで来ると手術をしなくてはならないそうです
尿トラブルに加えて足のしびれが出たら早めに泌尿器科などに受診しましょう
【まとめ】
重大な病には頻尿などの尿トラブルとさらに異常な状態が加わることが多いという情報でした
ただの加齢による頻尿だと思っていたらとんでもない重病だった!なんてことがないように頻尿の症状が出たら恥ずかしがらずにすぐに病院で診てもらいましょう