1月31日に放送の「駆け込みドクター!運命を変える健康診断」にて
胃がんになってしまうピロリ菌の情報!ピロリ菌に喫煙や塩分過多などの条件が加わると胃がん発症率が普通の人の何倍にもなる!という情報を紹介していました
胃がんになる人の99%はピロリ菌が原因!ということで番組ではピロリ菌について詳しく解説していました
ピロリ菌に感染した人が「喫煙」「塩分過多」などの条件が加わると胃がん発症率がびっくりする上がるんです!
ピロリ菌の様々な情報について番組では詳しく紹介していました
【ピロリ菌とは?どのように感染するのか?】
かつては日本人のガンの代名詞だった「胃がん」
胃がんになる大きな要因は胃の中に住み着き胃の壁を傷つける細菌「ピロリ菌」です
胃がん患者の99%はピロリ菌感染者なんです
感染するのは幼少期で子供は胃の中の酸が弱くピロリ菌が生き延びやすいとのこと
昔は上下水道の完備が不十分で井戸水からピロリ菌に感染することが多かったのですが、近年では親から子供への口移しで感染することが多いそうです
ピロリ菌は感染すると薬で除菌するまで死滅することなく住み続けるとのことですので予防するのが非常に重要になるんですね
・【幼少期の子供は特にピロリ菌に注意】
自分の子供が可愛いからといってキスをする親もいますが、ピロリ菌はもちろん虫歯菌に感染する可能性もあるので子供にキスをするのはやめたほうが良いと番組では医師がアドバイスしていました
永久歯に生え変わるくらいまでに虫歯菌に感染してしまうと将来 虫歯になる可能性が高まるそうです
1歳7ヶ月~2歳7ヶ月までが最も虫歯菌に感染しやすく「感染の窓」と言われているとのこと
ピロリ菌も虫歯菌も食事中のスプーンなどの共有やキスなどが感染経路と言われているので注意しましょう
【ピロリ菌+〇〇で胃がんに!!組み合わせ次第では100%胃がんを発症!】
ピロリ菌を持っていても全員が胃がんになるわけではありません。様々な条件が加わって胃がんが発症すると考えられています
番組では「ピロリ菌+〇〇」でどのくらい胃がんのリスクが増すのかを詳しく紹介していました
・【「ピロリ菌+高血糖」胃がん発症率が3.5倍】
九州大学が福岡県久山町の住民 約2600人を調査したところ「ピロリ菌に感染している高血糖の人」は血糖値が正常の人に比べて胃がんの発症率が3.5倍も高かった結果が出ました
血糖値を安定させるインスリンの分泌量の変化が原因と考えられていて現在も研究は行われているそうです
・【「ピロリ菌+喫煙」胃がんの発症率が11倍】
九州大学が約1000人を対象に研究したところ「ピロリ菌に感染している喫煙者」はタバコを吸わずにピロリ菌を持っていない人に比べて11倍以上も胃がんの発症リスクが高かったそうです
タバコの発ガン性物質が胃の粘膜に悪影響を及ぼしているとのことでした
・【「ピロリ菌+塩分過多」胃がんの発症率が100%】
アメリカのヴァンダービルド大学の研究でピロリ菌に感染させたネズミを2組にわけて片方には通常の食事、もう一方には高塩分の食事を4ヶ月間 与えたところ
通常の食事をしたグループは58%が胃がんを発症、そして塩分過多の食事をしたグループは100%の確率で胃がんを発症したそうです
世界保健機関が目標とする1日の塩分摂取量は約5g、小さじ1杯程度です
しかし日本人が1日に摂取している塩分は男性平均約11g、女性平均約9gと大きくオーバーしています
ラーメン1杯の塩分が約6g。そう考えると塩分を控えるのは非常に難しいですが塩分は極力控えるように注意しましょう
【まとめ】
ピロリ菌とは一体何なのか?どのように感染するのか?そしてピロリ菌に感染している場合にどのような条件が加わると胃がんになる確率が高まるかという情報でした
小さい子供は可愛くて親もついキスをしたり食事も同じスプーンなどを共有してしまいがちですが、子供のためにも気を抜かずにピロリ菌・虫歯菌に感染させないように注意しなければいけませんね
ピロリ菌と塩分過多が合わさると胃がんの発症率100%というのは衝撃的でした
喫煙や塩分の摂り過ぎをなくすことは胃がんだけでなく様々な病気の予防になるので積極的に行っていきたいと思いました