1月10日に放送の「駆け込みドクター!運命を変える健康診断」にて
「良い油と悪い油」の違い、冷え性・便秘・認知症に効果のある油の種類とレシピを紹介していました
油といえば「太る」「体に悪い」とマイナスなイメージがありますが近年では「体に良い油」が注目されています
人間の体というのは中身はタンパク質ですが周りは脂で出来ているため油を摂ることは大切だと番組内で医師は語っていました
番組では「良い油と悪い油」の違い、「冷え性」「認知症」「便秘」に効果のある油とその油を使ったレシピを紹介していました
【体に良い油と悪い油の違いとは?】
そもそも「体に良い油」「体に悪い油」とはどのように違うのでしょうか?
油には大きく分けて2つのタイプがあります
主に動物性で肉の脂肪などに含まれる「飽和脂肪酸」、主に植物性ですが魚の脂肪などにも含まれる「不飽和脂肪酸」
「飽和脂肪酸」は肉類の脂肪、バターなど体に蓄積しやすい生活習慣病の原因になりやすい「悪い油」
「不飽和脂肪酸」は魚介類の脂肪、植物性の油(オリーブオイル、ごま油、えごま油など)など体に蓄積しにくい中性脂肪を減らす効果「良い油」と言われるそうです
しかし「良い油」といっても摂り過ぎは肥満の原因となります、そこで番組ではそれぞれの不調に応じた適切な油の摂り方を解説していました
【便秘には生のオリーブオイルが効果的!】
便秘に効果的な油はオリーブオイル!オリーブオイルに含まれるオレイン酸は腸に働きかけて便通をスムーズにすると言われています
特にオススメはエキストラバージンオイルを生で摂ること。乳酸菌が豊富なヨーグルト、発酵食品の納豆と一緒に摂るとより効果的とのことでした
【認知症にはココナッツオイル!いつもの食事に加えるだけ】
アルツハイマー型の認知症にはココナッツオイルが良いそうです
ココナッツオイルに含まれる成分は脳のエネルギー源となり認知症の6割を占めるアルツハイマー病の予防・改善に効果があるとのことでした
ココナッツオイルの1日の目安摂取量は大さじ1杯(15g)
コーヒーに小さじ1杯ほど混ぜてもいいし、トーストにバターがわりに塗るのも良いそうです。ココナッツの匂いが気になる人はハチミツを一緒に塗ってもOK
ココナッツオイルは炒め物や煮炊きなど熱を加えても品質が落ちないので様々な調理法ができるそうで、番組では野菜炒めのレシピを紹介していました
【カレー風野菜炒め】
ほうれん草 30g
キャベツ 80g
にんじん 30g
玉ねぎ 30g
しめじ 30g
むき海老 60g
にんにく 一片
しょうが 一片
塩 適量
こしょう 適量
カレー粉 小さじ1/2
しょう油 小さじ1/2
ココナッツオイル 大さじ1杯半
人参やほうれん草など脳の働きを活発にするビタミンA・Eが豊富に含まれている食材を熱したココナッツオイルで炒めていきます
カレー粉に含まれるウコンも認知症予防に効果的、ご飯が美味しく食べれて脳も元気にしてくれるおすすめの品ですね
【冷え性には「えごま油」熱しないで摂取するのがポイント】
冷え性にはえごま油が最適!えごま油はシソ科の植物のえごまの種から採れる油
魚介類の油に含まれる必須脂肪酸のαーリノレン酸が豊富なことから「畑の青魚」とまで呼ばれているそうです
このαーリノレン酸は冷え性だけでなく細胞の老化も予防する効果、脂肪燃焼を助ける効果もあるので美容にも良いとのことでした
えごま油は手足の末梢血管を拡張させる働きがあるので血流が滞って起こる冷え性にはピッタリなんです
えごま油の最適な摂り方は熱を加えないこと!番組ではえごまドレッシングを紹介していました
・【冷え性改善えごまドレッシング】
えごま油 100cc
しょう油 大さじ2
酢 大さじ2
塩 ひとつまみ
こしょう 少々
砂糖 大さじ1/2
わさび 大さじ1
えごま油は和の調味料と相性が抜群!かき混ぜるだけで冷え性を改善できるえごま油ドレッシングができます
体を温める効果のあるタンパク質とえごま油を一緒に摂るとより効果的!冬には食べたくなる湯豆腐、しゃぶしゃぶのつけダレなどと一緒に食べたいですね
えごま油の1日の目安摂取量は小さじ1杯(5g)とのことでした
【まとめ】
体の不調に合わせて摂取する油の知識でした、油=体に悪いという考えが改めさせられる内容でした
注意が必要なのは油を適量で摂取すること!
自分の体調に合わせて適切、適度な油を摂るようにしましょう