テレビで紹介された健康・美容のまとめ

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【みんなの家庭の医学】唾を飲み込むだけで耳に激痛が!原因不明の病気を突き止めたベストドクターのエピソード

2016年9月27日に放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」にて

のどの痛みから激しい耳の痛みへ!唾を飲み込むだけで耳に激痛が走った女性の闘病エピソードについて紹介していました

 

 

「ベストドクター」とはアメリカのとある企業がヨーロッパ北米アジアなど世界中の医師に向けて行っているこんなアンケート調査によって選ばれるものです

「あなたやあなたの家族が病気になったら、どの医師に診察や治療をお願いしますか?」と世界中の医師たちが想定し、託したいと選ばれた名医がベストドクターとなります

全世界に医師は約920万人いてベストドクターは0.5%しかいません。日本でも30万人いる医師の内わずか2%しかいないという狭き門なんです

そんなベストドクターが対応したのは唾を飲み込むだけで走る原因不明の耳の激痛でした

 

症状① 【のどの痛み】

症状② 【水を飲むとのどが痛む】

症状③ 【左耳の奥に激痛】

 

と悩まされた女性の病気の原因について紹介します

 

 

【のどの痛みから原因不明の耳の激痛が起こるまで】

 

 

ベストドクターによって救われたのは渡辺優子さん(48歳・仮名)

渡辺さんに最初の異変が現れたのは8年前の2月のこと

家の中で遠くにいる娘を予防と声を張った時に「のどの痛み」を感じます

それは朝の忙しさで忘れるほどのかすかな痛みでした

そのため気に留めることはなかった渡辺さん

 

しかしその日の午後には早くも次なる異変が起こります

「水を飲んだときのどにあの痛み」が走ったのです

それは朝より強い痛みで、それ以降もあのチクチクした痛みは度々おこりました

痛みをのどの薬で対処した渡辺さんはこの異変を深くは考えていませんでした

損なる日、くしゃみをしたとたん左耳の奥を激しい痛みが襲います

それはまるで何十本もの熱い鉄の針で耳の奥を刺されたような痛みでした、激痛は15秒ほどで落ち着きます

しかし安心したのもつかの間唾を飲み込んだその時に再び耳の奥に激痛が走ります
一晩 繰り返し襲うのどの痛みに耐え続けた渡辺さん

もはやしゃべることすらままならず筆談で家族と話すほどでした

 

 

 

【原因不明の病気を診療できるベストドクターに出合うまで】

 

 


しかし痛みがあるのど、耳を診断しても病変は見つかりません

医師は帯状疱疹をそこで疑います

水ぼうそうのウイルスヘルペスウイルスがなんらかの原因で暴走を開始

皮膚の表面に帯状の炎症を起こす病のこと

主な原因はストレスや病気などの免疫力低下といわれ、時として激痛を引き起こす注意が必要な病です

この病の初期には帯状の炎症が起こらない事があるため医師はその可能性を疑ったのです


言われたとおり処方された薬を飲んでも唾を飲み込もうとすると激痛が襲います

さらに激痛の周期は徐々に短くなり寝ていても1分毎に痛みが襲ってくるようになります


渡辺さんは様々な心療内科をまわり始めます

しかし皮膚科で細かく調べても結局原因は不明

最後に受診した脳神経外科で脳に腫瘍がないかとMRIを撮影しても、画像には激痛を引き起こしている原因はありませんでした

医師は神経性の炎症かもしれないと強い痛み止めを処方します

渡辺さんは家に帰るのも待ちきれず病院を出るとすぐさま薬を飲みます

薬で痛みはなくなったものの1週間もすると渡辺さんは倦怠感に襲われてしまうことに・・・


検査の結果、薬が渡辺さんの肝機能を大幅に低下させていたことが判明。それによりあの倦怠感が起きていたのです

飲み続けると命にかかわってしまうという事で薬は処方されることはできないと言われる渡辺さん

激痛の原因は神経にあることは間違いない・・・MRIには病変は映らないので脳神経疾患について良い病院、ベストドクターをそこで紹介してもらうことになります


実は神経は画像にほとんど映らないため病があっても画像だけでは診断が難しく神経内科では様々な道具を使い神経の働きを細かく確認しながらそこに潜む病をあぶり出してゆくのです

画像には何も映らない病に苦しむ渡辺さんを救い出すため切り札として選ばれたのが8期連続でベストドクターに輝く山本先生だったのです


1つ1つ丁寧な検査で病の可能性を潰していった山本先生

しかし病変を見つけることはできませんでした。そこで先生はその神経のすぐ側にあるあるものに注目してMRI検査を行うことにしたのです

すると舌咽神経のすぐ横を通る2つの血管の一方だけが太くなっていました

この舌咽神経のすぐ横にある太くなった血管こそが激痛の原因だったのです

 

 

 

【病名 「舌咽神経痛(ぜついんしんけいつう)」 】

 

 

 

舌咽神経痛とは加齢などが原因で起こる動脈硬化があろうことか1ミリにも満たない極細の舌咽神経の横で発生

太くなった血管が舌咽神経を圧迫して激痛を引き起こす病です

渡辺さんの場合も舌咽神経の横で太くなってしまった血管が原因で激痛が起きていたのです

その後、渡辺さんは血管と神経を離す手術を受け激痛から解放されました