2016年3月14日に放送の「主治医が見つかる診療所」にて
お酒を飲む人にお勧めのすい臓の病気が尿の採取だけでわかる「尿中アミラーゼ」について紹介していました
発見しにくいすい臓の病気「慢性すい炎、急性すい炎、すい臓がん」などを尿を採取するだけで簡単に検査ができる方法があります
お酒をたくさん飲む人にはぜひお勧めの検査方法で定期的に検査するのが良いとのこと
慢性すい炎、急性すい炎、すい臓がんとはどんな病気なのか?そしてこれらの病気が尿の検査でわかる理由について番組では詳しく解説していました
【慢性すい炎、急性すい炎、すい臓がんの可能性がわかる尿検査とは?】
すい臓は病気が進行していても症状に気づきにくい「沈黙の臓器」と呼ばれています
胃の裏側にあるすい臓はタンパク質や脂肪などを消化するすい液を分泌する臓器です
すい臓は異変が起きても近くにある胃の痛みと勘違いしやすいこともあり、すい臓の病気だと気づいた時には病状が悪化している事が多いのだとか
すい臓を襲う急性すい炎の主な原因は過剰なアルコール摂取で発症することが多く、急性すい炎を繰り返しているとやがて慢性すい炎に進行します
慢性すい炎の患者はすい臓がんの発生率が高くなり健康の人に比べると11.8倍もリスクが高まってしまいます
そんな発見しにくく危険なすい臓の病気を簡単に調べられるのが尿検査があります
その名も「尿中アミラーゼ」です。アミラーゼとは消化酵素の1つですい臓や唾液腺などから分泌されて尿と一緒に排出されます
尿中アミラーゼの数値を測定することですい臓の様々な病気を発見することができるというのです
尿中アミラーゼは尿を採るだけなのでどこのクリニックでも検査が簡単にできます。すい臓の異常を発見することができるのが大きな利点ですね
・【お酒を飲む人は定期的に受けて欲しい尿中アミラーゼ検査】
尿中アミラーゼの基準値は53~703IU/Iの間で基準値は個人によって多少は上下しますが、703よりも高い場合は急性すい炎・すい臓がん、53よりも低い場合は慢性すい炎の疑いがそれぞれあるそうです
番組では芸能人たちにこの尿中アミラーゼの検査を受けてもらっていました。その中で1人検査の結果があまり良くなかったのがタレントの東貴博です
83IU/Iと基準値には入っているものの46歳と年齢の割にはちょっと低い、それに加えて大量の飲酒が日課になっていることと背中が痛くなったりする症状が問題とのこと
左の背中の真ん中あたりがすい臓の痛みの出やすい場所ということもあるので今後の生活習慣の改善をしたほうが良いと医師からアドバイスされていました
生活習慣の改善としては「お酒を飲みすぎないこと」「油物をほどほどにすること」です
お酒というのは生涯の間にどれだけ飲むかが重要です。休肝日の次の日だからお酒をたくさん飲んでも良いというわけではないのです
毎日ほどほどに飲むのが1番良いのですが1日1合だけってのはなかなか難しいですよね
そのため医師は「一次会のみ」「2時間以内」「夜の10時まで」というのを守る事が重要だとアドバイスしていました
「お金があるから無理かな?」とふざける東貴博に「急性膵炎は大変な病気でタンパク質を溶かす消化酵素が自分のお腹に出てしまう、自分の内側から自分を壊している」と医師は忠告
「お酒をバカにしていると大変なことになりますよ。すい臓の病気は圧倒的に飲酒が原因で経過を見ていたら死んでしまいます」とズバッと切っていました
そのため日頃から尿中アミラーゼ検査のようなチェックをしておくことが非常に大事だとアドバイスしてました
【まとめ】
すい臓の様々な病気が発見できる尿中アミラーゼ検査についての情報、すい臓の病気の怖さについての情報でした
飲酒量が多い人、飲酒の後に下痢が多い人は尿中アミラーゼ検査を血液検査と共に受けたほうが良いと番組は最後にアドバイスしていました
発見することが難しいすい臓の病気を簡単に検査することができるのですい臓が気になる方はぜひお試し下さい