2016年9月27日に放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」にて
黄色い痰が出ても安心はダメ!?注意すべき痰の色と2つの病について解説していました
呼吸器の症状の中でも病を見分けるために特に大切な症状・・・それは「痰」だと番組では名医が解説していました
痰は健康のバロメーターとしてとても大切なものなんです
人間の肺の中で痰は1日に100ccぐらい作られます
この痰というのは汚い、不潔なというイメージがあるかもしれませんが、痰を調べるだけで病気の種類、あるいは重さを見る事ができるんです
痰は肺の中の情報がいっぱい入ったもので医師によっては宝物だとのことでした
そこで番組では痰の色でわかる「気を付けたい2つの病のセルフチェック」について解説していました
ぜひ覚えて自分で痰の色を確認して健康状態を確認してみましょう
【痰の色でわかる気を付けるべき2つの病】
まずは黄色がかった白色の痰についてです
この色は風邪ひいたときに出やすいですよね
この黄色がかった白色の痰がでた時に気を付けるべき病は「慢性副鼻腔炎」
慢性副鼻腔炎とは鼻のそばにある副鼻腔という隙間に炎症が起きて膿や鼻水が溜まり、鼻詰まりなど様々な症状が起きる病
実は副鼻腔に溜まったこの膿や鼻水が喉を通り気管支に入ってくる場合もあるというのです
すると膿や鼻水がのどに垂れてくるようになります
のどに垂れてきて肺の中に入ってしまうと、その炎症は肺の中にもずっと起こすようなことになってしまうんです
痰が朝起きたときに出ることが一番多いですが、問題のない痰というのは半透明で白みが薄い痰です
慢性副鼻腔炎のときに出る痰は黄色がかった少し白っぽい色がだんだん濃くなってくると炎症が強くなってきたというふうに判断されるわけです
痰の色が濃くなってきたら悪化している証拠なので用注意しましょう
鼻詰まりとかがない人は大丈夫なんですか?という質問に番組に出演した名医は次のように答えます
「鼻の症状がなくてもですね黄色がかった白っぽい痰が出たときには耳鼻科を受診していただいたほうがいいでしょうね」
黄色い痰は風邪が治ってきた証拠と放置してしまいますが耳鼻科に診てもらうようにしましょう
もう1つの注意すべき痰の色は半透明でやや緑色の痰です
あまり見かける色ではありませんが実はこの痰の原因は6人に1人がなっている可能性がある病
それは逆流性食道炎です、これよく聞きますよね
逆流性食道炎とは胃の入り口が加齢などでゆるむことで胃酸が逆流、食道に炎症を起こし胸焼けなどの症状が現れる病です
しかし胃酸の逆流は食道だけに留まらないといいます
食道炎という名前がついてますので食道だけに炎症を起こすのかというふうに誤解される場合があるんですが、実は寝てるうちに気管の中に入るとのこと
そうすると刺激になって炎症を起こすようになります
それが広がってくると咳と痰とが同時に出てということになるわけです
朝起きたときに痰が出てくるという人は怪しいそうなので、半透明でやや緑色の痰が出る場合、症状が強い場合は消化器内科を受診した方がよいとのことでした