テレビで紹介された健康・美容のまとめ

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【主治医が見つかる診療所】認知症予防のために現役医師たちが実践している「脳育」医師がすすめる脳育とは?

2016年5月23日に放送の「主治医が見つかる診療所」にて

認知症予防のために現役の医師たちが実践している「脳育」普段の生活を工夫すれば認知症を防げる!という情報を紹介していました

 

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認知症と認知症予備軍は65歳以上で約4人に1人いるとされています

大きな社会問題にもなっている認知症を予防する「脳育」について番組では現役の医師たちが自身が行っている脳育方法を交えて紹介していました

 「脳の衰えをセルフチェックできる閉眼片足立ちテスト」

「脳を鍛えるための趣味!ワクワクする趣味が認知症予防に!」

「体幹を鍛えると脳も鍛えられる!体幹を鍛える2つの方法」

「認知症&脳卒中予防になる簡単に摂取できる食事方法」

 と現役医師が実践している脳育方法を紹介します

 

【現役の医師が実践している「脳育」で認知症予防!】

 

 

脳の神経細胞は20歳を過ぎると毎日10万個ずつ死んでいってしまいます

落ち目の一方なのか・・・と思ってしまいますが実はそうではないと現役医師は語ります

「脳の機能は神経細胞が単独で動くことよりも連合で動いているネットワークがすごく大事。シナプスという繋がりは強化することができて、それを「脳育」と言います

年をとったから脳の機能が落ちて行くのではなく、人の脳はいくらでも育てることができます」

 
私たちの脳の中ではシナプスを通って情報が神経細胞を行き来しています。神経細胞自体は年齢によって徐々に死滅していき残念ながら数が増えることはありません
すると脳の機能が衰えてひどい物忘れなどが起きてくるのですが、残った神経細胞をつなぐシナプスは脳に刺激を与えることによって太くなり脳の衰えを食い止めることができるのです
 
そこで番組では脳の衰えを防ぎ認知症予防になる脳を育てる「脳育」方法について解説していました
脳の事を知り尽くした現役の医師たちが実践している脳育とは一体どのようなものなのでしょうか?

 

 

・【脳の衰えをセルフチェック出来る「閉眼片足立ちテスト」】

 

 

脳の機能の衰えをチェックする方法について番組では「閉眼片足立ちテスト」を勧めていました

・両手を腰に当てて両目を閉じ、左右どちらかの足で片足立ちをする

・足を上げる高さや位置は自由、上げた足は軸足に触れないようにする

 

軸足がわずかでもずれたり、上げた足が床に着いたらしたら終了です。目を閉じたままどれだけ体制をキープできるかで脳の衰えがわかります

各年代別の標準時間は以下のとおりです

10代 40秒~ 

20代 80秒~

30代 55秒~

40代 40秒~

50代 25秒~

60代 18秒~

 

やってみると意外に難しくスタジオのゲストが実践したところ3人中1人しかクリアできませんでした
テストをする時には転ばないようにサポートする人と一緒におこなうようにしましょう

 

 

・【脳をワクワクさせる趣味が認知症予防に!】

 

 

仙台市にある東北大学加齢医学研究所。放射線科医の瀧靖之医師は脳の画像を分析し認知症の予防を研究してます

16万人の脳を解析して脳の構造を知り尽くした医師が行う大人の脳育法・・・それは「脳をワクワクさせる」ことでした

 

85歳以上の高齢者を対象としたアメリカの認知症の研究によると、趣味を持っている人は4年後の軽度の認知症の発症リスクが下がることが判明したそうです

絵画や彫刻などの芸術的な趣味は軽度の認知症のリスクは73%

旅行やサークル活動などの社交的な趣味は55%

インターネット検索やネットショッピングなどのパソコンを使う趣味は53%

とそれぞれ下がる結果がでたとのこと。趣味の重要さが伝わってきますね

 

瀧医師自身もピアノを40歳から再び始めたり、昆虫採集を趣味にしてワクワクするように心がけているそうです

ピアノは右手と左手を別々に動かし楽譜を読むなどのたくさんの事を同時に行うので脳に刺激を与えて脳育に良いそうです

他にもギターやバイオリン、料理などの右手と左手が別々の動きをして、先の手順を考えるものは脳育の効果を得ることができるそうです

昆虫採集に関しては目当ての昆虫を探すワクワクと移動の時に足腰を鍛えられるので脳育には良いとのことでした

 
 
・【認知症を予防する「体幹力」アップ脳育方法】
 
 

東京文京区にある都立駒込病院の脳神経外科部長・篠浦伸禎 医師が注目するのは認知症予防

認知症は脳にアミロイドベータというタンパク質がたまることで発症するといわれていますが、その理由はまだ解明されていません

しかし篠浦医師は「ストレス」を感じることが引き金になると考えていました。「ストレスを乗り越える脳の使い方をしないと認知症になる」と篠浦医師はストレスに負けない強い脳を作るためには「脳の司令塔」が重要と語っていました

 

脳の司令塔とは脳の真ん中にある帯状回と呼ばれる部分です。感情などを作り出すストレスに影響されやすい部分だそうです

ストレスにより司令塔の働きが低下すると認知症のリスクが増加するので、司令塔を強くするために「体幹」に関わる運動をして帯状回を鍛えるのが良いとのことでした

 

「体幹」とは体の中心にある姿勢や体のバランスを保つための筋肉のこと

この体幹を鍛えることは脳の司令塔の血流が増えることになりストレスに負けない強い脳を作ることに繋がるとのことでした

しかし体幹を鍛えるのにハードな筋トレは必要はありません

番組では篠浦伸禎医師が実践する体幹を鍛えて認知症予防する方法を2つ紹介していました

 

まず取り出したのは足ツボマッサージ器」です

 

 

 

足つぼマッサージ器を1日1回は踏むという篠浦医師

全体重がかかる足の裏は体幹に関わる重要な部分、その足の裏を刺激すると脳への血流が増えるとのことでした

 

そして認知症予防法その2は「真向法体操」という80年の歴史を持つ健康体操です。仏教の礼拝の姿勢を基に編み出された体幹を鍛えることが出来るストレッチでした
一般的な体操と比べて腰回りなどの姿勢を維持する筋肉、いわゆるインナーマッスルを動かすため体幹力を鍛えられ認知症を予防するのに最適なんだそう
 
真向法体操は4つの動作があります
 
・足の裏の外側を合わせてあぐらをかくように座り背筋を伸ばし、胸を床につけるように息を吐きながらゆっくりと上体を前に倒す動作を10回繰り返す
 
・両足を伸ばした状態で座り背筋を伸ばしてから、息を吐きながらゆっくりと上体を前に倒す動作を10回繰り返す
 
・足を左右に開いて背筋を伸ばして腰をたてて座り(両足は120度を目安にできるだけ開くようにする)、息を吐きながらゆっくりと上体を前に倒す動作を10回繰り返す
 
・正座の状態から両足の間にお尻を下ろし状態を後ろにゆっくりと倒して両腕を頭の上に伸ばす姿勢を約1分キープする
 
 
4つの動作は合わせても3分程度で出来るために長続きしやすいのが魅力とのこと
さらに体幹力のアップにはラジオ体操、太極拳なども非常に高い効果が得られるそうです

ちなみに休日に篠浦医師は空手道場に月に1度通っていました、初段の腕前とのこと

空手は体の軸を使うのが基本のため体幹を鍛えるのにはもってこいだそうです

 
 
 
・【認知症&脳卒中を予防! 簡単な食事法】

 

 
体幹力を鍛える事によって認知症が予防できるとして実践しているという篠浦医師が次に紹介する認知症&脳卒中予防方法は食事でした
昼食に冷凍庫から取り出したのは「玄米」と「野菜スープ」です。冷凍庫には玄米と野菜スープが約2週間分もぎっしりと保存されていました
3食のうち1食は必ず玄米と野菜スープを食べるようにしているとのことでした
 
野菜スープに使われている野菜は人参、キャベツ、玉ねぎ、かぼちゃといったもの
野菜や果物が酸化から身を守るために持っている抗酸化物質「ファイトケミカル」が脳育には欠かせません
 
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ブドウのポリフェノールやトマトのリコピンが有名なファイトケミカルは傷ついた血管を修復する働きがあり、ストレスなどで傷ついた血管を修復し脳梗塞を予防するという脳育になっているとのことでした
 
ファイトケミカルを多く含む食べ物としては
野菜はトマト、ほうれん草、アスパラガス、ナス
果物はブドウ、ブルーベリー、イチゴ、みかん
がお勧めで皮や皮と実の間に多く含まれているため皮ごと食べたほうが脳への効果がより得られるとのことでした
篠浦医師のように野菜スープを1度に大量に作って冷凍保存しとけば簡単に摂取できそうですね
 
脳神経外科の名医 篠浦医師が実践する脳育法は
・足の裏を足ツボマッサージ器で刺激して脳への血流アップ
・新向法体操で体幹力アップ
・野菜スープでファイトケミカルを摂取
・空手で体幹力アップ
というものでした
 

 
・【番組の主治医たちがお勧めする認知症予防のための脳育方法】

 

 
番組の主治医たちは認知症予防のための方法を次のように紹介していました
 
・【認知症は物忘れよりも嗅覚障害が先に起こる!?】
 
「認知症の代表的なアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症は物忘れではなく嗅覚障害から起こってくるといわれている
1番最初に障害が起こる嗅覚、嗅神経に刺激を与えるのが良いですね」
アルツハイマーなどの認知症を患った場合に最初に現れるのは物忘れよりも嗅覚障害
そこで普段から花の匂いを嗅いだり、お香を使うなどして嗅覚に刺激を与えることが認知症予防の脳育になるとのことでした
 
 
・【腸が良くなれば脳も良くなる「腸脳相関」】
 
 
「腸を良くすると脳も良くなっていくというのが、ここ10年くらいから分かってきました
「腸脳相関(ちょうのうそうかん)」という言葉で表していて、腸の中から出る物質が脳の方に染み渡っていて脳を活性化するというのが分かってきました」
腸内環境を整えると脳が活性化するとのことで野菜・海藻・果物などの食物繊維やヨーグルト・納豆などの発酵食品を普段から摂取するのが脳育のポイントになると解説していました
 
 
・【脳に良い影響をもたらす体幹を簡単に鍛えられる方法】
 
 
脳に良いとされる体幹力のアップは歌を歌うことこでも鍛えることができるそうです
大きな声で歌ったり、大勢で一緒に歌うことで脳育になり認知症予防になるとのことでした
さらに普段から外出するときや通勤の時などにお腹をへこませながら大股で歩く事を意識するだけでも体幹は鍛えることができ認知症予防になると解説していました

 

 

・【番組の主治医たちが勧める脳育方法】

 

 

認知症予防のために脳を活性化させる脳育、番組の主治医たちがお勧めする脳育トレーニングについて次のように語っていました

 

「大人になっても左右別々の動きをすることが新しい繊維を伸ばしますから挑戦することはすごくいいです

利き手ではない方を鍛えるなど、日常的な動きでない動きをすることは脳にはすごく良いのです」

 

「初対面の人と話をすると色々と考えながら会話を組み立てないといけないので脳が活性化をし、さらに初対面の人との繋がりを通じて新たなことへ挑戦することになるので初対面の人と会話をするのはお勧めです」

 

「いくつになっても人の役に立つ仕事を1つすると脳が活性化します。役割を持っているとそのための緊張感があり脳の機能を活性化するようになります

家庭の中でも玄関の掃除や金魚の餌やりは自分の役割だとか何かをやれば満足感や達成感も出てきて脳にとってはとても良いです」

 

「認知症予防のためには運動が良いと言われているのですが、やはり日々できる運動がいいです

できるだけ遠くに駐車したり、通勤で少し遠くから歩くようにするのはお勧めです」

 

 

・【現役医師がお勧めする認知症予防の脳育方法についての情報の感想】

 

 

現役の医師がお勧め&実践している認知症予防のための脳育方法の数々でした

脳のことを知り尽くした現役医師が実践している脳育方法は説得力があり簡単なのですぐに始めようと思いますね

生活の一部を少し工夫するだけで脳育になるので普段から意識したいです

毎日をストレスなく健康的に過ごすためにも出来ることから脳育を始めていきましょう!