2016年5月17日に放送の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」にて
目の老化を防ぐための4つの栄養素を含むレシピ!目の奥にカスが溜まることによって視力が弱まる「加齢黄斑変性」の情報、予防方法について紹介していました
講談社
売り上げランキング: 190,057
わかっていてもどうしようもない身体の老化
特に老化を感じるのは物が見づらくなるなどの目の老化ではないでしょうか?番組調査では60歳以上の10人に9人が物が見えづらいと感じているそうでした1998年に約37万人の患者数だったのが2007年には患者数が約69万人と約2倍にまで増加していて、今も高齢者を中心に増え続けているというのです
今回番組では日本を代表する名医が目を老けさせないための予防法・食事方法にについて大公開していました
【目を老けさせないための予防法・食事方法!目の老化が原因で起こる加齢黄斑変性とは?】
・【目のカスが溜まると視界が大きく狭くなる!実際に目のカスが溜まってしまったケース】
「視界がまぶしく見える白内障」「視野の一部が欠ける緑内障」に並ぶ第三の目の病「加齢黄斑変性」
・新聞の文字が読みづらくなる
・人の表情までわからなくなる
・物がゆがんで見える
などの症状が現れる目の老化の病気ですが、きっかけは目の奥に目のカスが溜まることで起きるそうです
第三の病「加齢黄斑変性」に襲われたと番組の取材に応じてくれたのは高田忍さん(74歳)
ある時に真っ直ぐのはずの電柱が歪むという症状が出たそうです。発症から2年経っても異常があった右目だけで見るとものが歪んでしまっているとのことでした
視界を歪ませる元凶は「目のカス」でした。目の網膜に大量のカスがたまってしまったことにより真っ直ぐな物が歪んで見えてしまっていたのです
・【目の老化の原因である「目のカス」が気づかぬうちに溜まっている人が増加中】
現在ではそんな危険な目のカスが知らず知らずに抱えている、目に危険な爆弾を持っている人は少なくないとのことでした
番組では50~70代の男女15名に協力してもらい目にカスが溜まっている人がどのくらいいるのか検証しました
すると眼底検査で15名中4名に目の奥にカスが見つかります
なぜ目の奥にカスが溜まってしまうのか?1番の原因は加齢によるものでした
毎日 新陳代謝を繰り返す網膜の細胞、通常なら古くなった細胞は除去されるのですが老化が原因でその機能が落ちてしまうと眼球の奥に溜まっていってしまいます
これこそが目のカス「ドルーゼン」と呼ばれるものです
ドルーゼンが溜まってしまうと目の奥から新生血管が生えて来るのですが、新生血管はもろく少しの衝撃で出血してしまいます
すると出血によって網膜が腫れ上がり視野の中心が歪む症状を引き起こしてしまうのです
これこそ近年に多くの方が発症している「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)とです
黄斑とは網膜の最も大切な中心部分で目のカスが溜まりやすい場所のため老化でカスの除去が上手くいかなくなると発症してしまうのです
・【「加齢黄斑変性」を防ぐためのチェック方法と予防方法】
目のカスが溜まることによって引き起こされる第三の目の病「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」
まず注意が必要なのが目のカスとは目ヤニとは違って目の奥にあるものということです
目のカスだけでは症状が出ることはありませんが目のカスが溜まったり大きくなることで新生血管が生えて初めて症状がでるとのことでした
症状の出方は人によって異なるのですが視野の中心の一部が歪んだりぼやける、そして症状が進行すると歪みが大きくなったり視野の中心が欠けて黒く見えるなどの症状が起きてしまいます
最初は左右のどちらかしか症状が出ないので両目で見ると気づきにくい病気というのも覚えておく必要があります
普段から本棚などのまっすぐな物を片目の目で見て歪んでないかチェックすることができるので定期的に行いましょう
そして目の奥にカスが溜まる原因は主に加齢が考えられますが、紫外線も原因として考えられています
だからこそ日差しが強くなるこれからの季節はサングラス等で予防することが大切になります
加齢黄斑変性を防ぐ食事に関しては4つの栄養素が大切になります
ビタミンC(ブロッコリー、ピーマン、レンコンなど)
ビタミンE(アーモンド、かぼちゃ、アボカドなど)
亜鉛(カキ、豚のレバーなど)
ルテイン(ほうれん草やケールなどの緑黄色野菜など)
が目の老化を防ぐ栄養なのでたくさん摂取するようにしたほうが良いとのこと
アメリカ・メリーランド州にある国立眼研究所では50~80代の男女にビタミンC、ビタミンE、亜鉛、ルテインのサプリメントをそれぞれ服用してもらい、5年間追跡調査を実施したところ加齢黄斑変性の発症リスクが18%低下したというデータがあるとのことでした
特にルテインは「天然のサングラス」と呼ばれるほど加齢黄斑変性に効果があると言われているそうです
人の体にもルテインは存在していて眼球の網膜などの多く含まれていて紫外線などから守ってくれているのですが、加齢と共にルテインは減少してしまい網膜はダメージを受けやすくなってしまいます
だからこそ加齢で失われていくルテインを食事で補っていくことが重要だと番組では紹介していました
アメリカの研究によると加齢黄斑変性を防ぐ各栄養素の1日の目標 摂取量は
ルテイン約10mg(ほうれん草約1/2束)
ビタミンC100mg(青ピーマン約5個)
ビタミンEは6mg(アーモンド約16.5粒)
亜鉛は8mg(カキ約4つ)
とのこと
これを全て毎日摂取し続けるのは大変ですよね
そこで番組では4つの栄養素を無理なく簡単に摂れて作り置きができる料理「ほうれん草のナムル」「かぶの葉のふりかけ」「パセリミートソース」のレシピ紹介していました
「ほうれん草のナムル」は
ルテイン31.6mg、亜鉛10.3mg、ビタミンC105mg、ビタミンE8.1mgと目に良い栄養4つがしっかりと含まれていました
ほうれん草のナムルはご飯と一緒に食べても良いのですが
ごま油で炒めた麺と混ぜ合わせて味を調えるだけの「五目焼きそば」
お湯に入れ醤油とごま油で味を整えれば「肉野菜スープ」(ラー油をかければピリ辛スープに!)
に早変わりするので味に飽きもなく毎日食べることができそうですね
2品目は「かぶの葉のふりかけ」
材料(3食分)
- かぶの葉 200g
- 豚挽き肉 150g
- しょうゆ お好みで
- 七味 お好みで
- 酒 大1
- しょうが 1かけ
- いりごま 大3
- かつお節 1パック(5g)
- 塩 小1/4 たらこ 100g
③ 豚ひき肉15gをフライパンが冷たいうちから豚肉の脂を利用して炒める
④ 豚ひき肉に火が通ったらかぶの葉を入れ、馴染んだら たらこペーストを入れ炒める
⑤ たらこにある程度の火が通ったらみじん切りにした生姜(1かけ)と鰹節(1パック)、そしていりごま(大3)を入れて混ぜる
「かぶの葉のふりかけ」は
ルテイン25.6mg、亜鉛9.6mg、ビタミンC199mg、ビタミンE14.2mgと目に良い栄養4つがしっかりと含まれていました
作り置きできる「かぶの葉のふりかけ」のアレンジは卵焼き、チジミ、サラダ、ふりかけご飯に応用できるのでお勧めです
かぶの葉はルテイン、ビタミンC、ビタミンEを多く含む目に良い食品ですので普段の食事にも良いとのことでした
3 品目は「パセリミートソース」です
材料(3食分)
- トマト 2個(300g)
- 玉ねぎ 1個(220g)
- 牛ひき肉 150g
- パセリ 2袋(140g)
- しょうゆ 小1~2
- ケチャップ 大さじ4
- オリーブ油 大1
- にんにく 1かけ
- 塩 小1/4
- コショウ 適量
- 粉チーズ 大4
- しょうゆ 大1/2
- 酒 大1
① 玉ねぎ1個をみじん切りにしてトマト2個を皮ごとぶつ切りにする
② 牛ひき肉150gを塩、酒、にんにくで下味をつけ牛ひき肉から出る脂だけでじっくりと炒める
③ ひき肉に火が通ったら玉ねぎを混ぜてしんなりさせる
④ ③にケチャップ(大4)を入れて旨みと甘みを足してからトマトを入れてさっと炒める
⑤ 弱火で約5分ほど蒸し煮にする、醤油(小1~2)コショウ適量で味付けする
⑥ パセリはキッチンばさみで葉の部分を切り、軸も小口切りにしてオリーブオイルで軸から炒めて葉の部分も炒める
⑦ ⑥に醤油(大1/2)を入れて粉チーズ(大4)をいれて炒める(パセリの苦味、クセは醤油と粉チーズでかなり解消できるとのこと)
⑧ ⑦をミートソースに混ぜる
「パセリミートソース」は
ルテイン10.5mg、亜鉛11.9mg、ビタミンC236mg、ビタミンE10.7mgと目に良い栄養4つがしっかりと含まれていました
パセリミートソースはパスタとして食べれるのはもちろんアレンジ料理として
蒸かしたジャガイモの上にかけてオーブンで焼いて「ミートポテトグラタン」などドリアやオムレツと楽しむことができます
ルテインが多く含まれているパセリ、タマネギ
亜鉛食材は牛ひき肉、粉チーズ
パセリはルテイン、ビタミンC
とそれぞれ栄養が入っているので普段の食事からも摂取するようにしましょう
・【第三の目の病「加齢黄斑変性」についての情報、予防方法まとめ】
老化と共に目の奥にカス「ドルーゼン」が溜まってしい目の奥から新生血管が破裂することが原因でなってしまう「加齢黄斑変性」
そんな目の老化を防ぐためには栄養素ビタミンC、ビタミ ンE、亜鉛、ルテインの4つの摂取が重要との情報でした
作り置きが可能な3つの料理を中心に普段から栄養を摂取して目の老化を防ぐようにしましょう