テレビで紹介された健康・美容のまとめ

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【みんなの家庭の医学】カルシウム摂取だけでは不十分!?骨がもろくなる「骨のサビ」の原因と予防・改善方法

2016年5月17日に放送の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」にて

骨の老化の原因の新事実!骨がもろくなる「骨のサビ」の原因と予防・改善方法について紹介していました

 

若さを保つ「骨ケア」8つの法則

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わかっていてもどうしようもない身体の老化

身体のあちこちで老化が進み日々の生活で何らかの不調を招き生活の質を下げる嫌な現象です

「ボケたくない」「寝たきりになりたくない」「目・耳が悪くなりたくない」「骨折したくない」と様々な悩みを番組では解決する方法を解決していました

 

今回番組ではいつまでも健康でいるために特に重要な「脳」「目」「骨」「血管」「腸内フローラ」の5つをピックアップ!

日本を代表する名医が身体を老けさせない新事実を大公開していました

今回は骨の老化についての予防・改善方法を紹介します

 

「カルシウムを摂取してるだけでは骨の老化は防げない」

「骨がもろく折れやすくなる原因は骨がサビるから?」

「骨の老化を防ぐ生活習慣改善方法」

について番組では詳しく解説していたので紹介します

 

【骨を老けさせない新事実!骨のサビを防ぐための生活改善方法】

 

 

・【カルシウムを摂取するだけでは骨は丈夫にならない?骨折の新原因の「骨のサビ」とは?】

 

 

 ・それほど段差がないのにつまずいて転んでしまう

・何か支えがないと起き上がるのが辛い

最近こんな現象に悩まされていませんか?誰もが起こる足腰の衰えによる影響なのですが、骨の老化が進んでしまうとこんな些細なことでも骨折を起こしてしまうようになります

骨折する場所によっては寝たきりになってしまう可能性もあります、骨折は寝たきりになってしまう大きな原因の1つなのです

 

骨折を引き起こす骨の老化・・・その最大の原因こそが「骨粗しょう症」です

加齢や偏った食生活の影響で骨がもろくなる病「骨粗しょう症」。骨密度が低下して骨がスカスカになるというのは誰もが聞いたことがあるかと思います

骨粗しょう症の予防法としては骨の材料となるカルシウムをよく摂る事が何よりの予防法だと考えられてきました

しかしカルシウムの摂取だけでは骨の老化を防げない事が最近になって明らかになってきたのです

 

2010年に発表された論文には骨密度の低下以外にも骨を老化させて骨折を引き起こす 原因がわかったと記されています

東京慈恵会医科大学附属病院 斎藤充准教授によると骨がスカスカでなくても骨折してしまう人が増えているとのこと

骨粗しょう症以外に骨を老化させる新原因は「骨のサビ」だそうです。

カルシウムをしっかりと摂取していても骨がサビてしまうとのこと・・・金属のサビはよく聞きますが骨のサビとは一体どういうことなのでしょうか?

 

 

・【骨がサビてしまう大きな原因「糖分」「活性酸素」とは?】

 

 

骨のサビの原因は大きく2つあります

骨が折れやすくなる原因の1つは骨に「糖分」が付着して骨の一部が「悪玉物資」になってしまう事をいいます

 

私たちの骨の体積の50%は硬い性質を持つカルシウム、残りの半分はしなる性質を持つコラーゲンなどのタンパク質です

この2つがあるからこそ骨は硬さを保ちながらしなって衝撃を吸収することができるのです

ところが食べ過ぎなどの乱れた生活習慣を続けていると、体の中に必要以上に糖分がある高血糖状態が続き、余った糖分が骨のコラーゲンに付着

その一部が悪玉物質に変化して、コラーゲンはカチカチの状態になって骨密度は十分でも折れやすい骨になってしまう・・・いわゆる「骨の糖化」になってしまうのです

この骨の糖化が骨がサビてしまう原因の1つでした

 

 

そして骨の糖化以上に骨がサビてしまうもう1つの原因が「活性酸素」です

 活性酸素は通常は身体の中で良い働き(殺菌作用)をするのですが、一定の量を超えてしまうと悪い働きを始めてしまいます

皮膚のコラーゲンを傷つけるとシミやシワの原因に、血管の壁を傷つけると動脈硬化を進めてしまい、骨のコラーゲンを傷つけると傷ついたコラーゲンに糖分がくっつき血糖値が正常でも糖分が大量に付着し骨が折れやすくなると考えられています

 

活性酸素が必要以上に増えてしまう原因は偏った食事・運動不足などの乱れた生活習慣だそうです

骨のサビの原因は「糖分」と「活性酸素」が体内で多くなってしまうこと、その原因はどちらも乱れた生活習慣にあることがわかりました

 

 

自分は大丈夫と思っていても骨は知らないうちにサビている可能性があります

番組は骨のサビについて調査するために60~70代の女性13名に協力してもらい血液と尿検査を行いました

みなさん普段からカルシウムを摂取していて骨の丈夫さには自信がある方々だったのですが13人中5人が骨のサビつき度が高く骨折の可能性が高いと診断されました

 

ニワトリの骨でどれくらい骨折しやすいのかを実験したところ正常な骨は折れるまで骨にかかる力は約33kgだったの対して、サビついた骨は約16キロの力、約半分の力で折れてしまう事がわかりました

単純に考えて正常な骨よりもサビついた骨は半分の衝撃で折れてしまうのですね

 

 

・【骨のサビの原因となる乱れた生活習慣の改善方法】

 

 

どんな生活習慣がどれだけ骨のサビの原因となる活性酸素を増やしてしまうのかを番組では検証

65歳女性の西村さんの活性酸素の量は396、骨が錆びて折れやすくなっているのは活性酸素が多すぎるのが原因だと考えられます

西村さんの日常生活に密着したところ

「納豆にタレをかけてさらに醤油をかける」

「肉野菜炒めに塩・コショウで味付けしたのにさらにソースで味付け」

など塩分を摂り過ぎていることわかりました

西村さんの一日3食の塩分量は13.5グラム、厚生労働省が推奨する1日の目標摂取量7gより約2倍も塩分を摂取していたのでした

 

そして西村さんの運動習慣は近所に買い物に行く以外はずっと家で座っているというものでした

塩分過多による高血圧予備軍、そして運動不足が原因で活性酸素が増えてしまっていたんですね

 

 

そんな西村さんの活性酸素を減らすために今回行う改善方法は

「1日8000歩を目標に歩く」

「塩分をできるだけ控えた食事に変える」

というものでした

高血圧と脂質異常症を予防・改善するには1日8000歩のウォーキング(うち中強度の活動 20分)が効果的とのこと

病にはそれぞれ予防・改善に必要な歩数がある(うつ病は4000歩うち中強度の活動5分、がんは7000歩うち中強度の活動15分など)ことは実証されているので効果はありそうですね

西村さんの検証期間はたったの1週間でした、一体どれくらいの変化があるのでしょうか?

 

 

西村さんが今回の改善で行ったことは

・ 塩分をカットした塩・醤油を使う

・味噌汁は昆布とかつお節で出汁をとって減塩しても旨みを感じられるようにした

・買い物は普段より遠い歩いて30分ほどの商店街まで行く

・商店街で色んな店を見て回るようにする

 

塩分を控えめにしても味付けは満足のいくものだったことを西村さんは新発見!一日の食事の塩分量は前回13.5gだったの対して今回は6.1gと半分以上に減らせていました

買い物ついでのウォーキングは1日の歩数が8252歩を達成。高血圧を改善し活性酸素を減らすのに十分な歩数です

味には満足して減塩をする、楽しく買い物してウォーキングなど今回の生活改善を楽しくやって今後も続けられそうだと西村さんは語っていました

 
1週間の減塩食生活と8000歩ウォーキングの改善生活の結果は
前回の血圧が上が151・下が92だったのに対して、上が137・下が85と正常値にまで低下

活性酸素の量は前回が396でしたが今回は316まで大幅に減少

という結果でした。活性酸素の量は正常値が300なのを考えるとわずか1週間でここまで下げれたのは凄いですよね

 

 

・【骨の老化を防ぐためのポイントまとめ】

 

 

 骨がもろくなってしまう原因は骨の密度が低下する「骨粗しょう症」以外にも「糖分」「活性酸素」が原因の「骨のサビ」があるという新事実

骨のサビを防ぐには「1日に8000歩」「塩分を控える」という生活習慣の改善が良いという情報でした

1日の隙間時間で少し歩く距離を増やせないか?塩分を少なくして満足いく食事は摂れないのか?と生活習慣を見直す事が大切ですね