テレビで紹介された健康・美容のまとめ

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【主治医が見つかる診療所】片側だけの肩こりは内蔵の病気のサイン!?ただの肩こりと危険な肩こりの見分け方

 2016年5月16日に放送の「主治医が見つかる診療所」にて

片側だけの肩こりは内蔵の病気のサイン!?ただの肩こりだと思って放置したら命の危険があるという情報を紹介していました

 

危険な病気の意外な予兆69 ~左の肩が痛いのは心臓からのSOS?
市川 純子
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多くの人が悩む肩こり、年齢を重ねると仕方ないと諦めてはいませんか?

そんな誰でも1度は経験したことがあるであろう肩こりは命に関わる病気のサインになることがあるといいます

番組では「左肩だけがこる肩こり」「右肩だけがこる肩こり」はそれぞれ危険な病気のサインの可能性があるという情報を紹介していました

 

 今回は右肩だけがこる時の危険な病気のサインについて実際に体験した方の意見を元に紹介します

 ちなみに左肩だけがこったり痛みがある場合の危険な肩こりについてはこちらの記事をご覧下さい

 

kenkoutv.hatenablog.com

「片側だけの肩こりは内蔵の異常の可能性がある!?」「ただの肩こりと危険な肩こりの見分け方」について現役医師たちの意見を紹介ます

【右肩だけがこる、痛む時は内臓疾患の危険性がある!危険な肩こりの見分け方】


 

・【肝臓の異変が右肩のこりとして現れたケース】

 


都内に住む内海さん(女性・73歳)が最初に肩の異変が起きたのは43歳の時でした

右肩のやや下部分に重い感じの肩こりを感じるようになり、その後 約10年治らないままだったそうです

仕事中に肩の痛みが強くて休むこともあったという内海さん、しかし仕事や子育てが忙しく放置してしまいました

 

右肩のこりを感じ始めて約14年後、内海さんが56歳の時に健康診断で「C型肝炎」が見つかります

C型肝炎とはC型肝炎ウイルスの感染によって肝臓に炎症が起こり肝臓の機能が低下してしまう病気です

自覚症状がほとんどないのが特徴で進行すると肝臓の機能がどんどん低下してしまい肝硬変や肝臓がんになることもある恐ろしい病気です

実は内海さんのように肝臓の病気の方は右肩やその周辺にこりが体からのサインとして出ることがあるそうです

 

肝臓の病気がどうして右肩の異変として現れるのか?番組では以下のように解説していました

肝臓のすぐ上にある横隔膜が肩の周りの筋肉につながっているのですが、肝臓に異変が起こるとそばにある横隔膜が刺激され右肩に痛みを感じること

そして肝臓は体の右側にあるため、異変の信号が右肩につながる神経と同じ経路を通るため右肩に問題があると脳が錯覚してしまうとのことでした

 

右肩がこってしまい痛くて仕方なかった内海さんは肩こりをなんとか治そうと指圧に通っていたのですが年間に約20万ほどを使っていたそうです

しかし原因は肩こりではないためまったく効果がなかったとのことでした

内海さんはその後にC型肝炎の薬により治療に成功、ほぼ同時に肩こりもなくなったそうです

 

 

・【普通の肩こりと危険な病気による肩こりの見分け方】

 

 

ただの肩こりと危険な病気のサインとして出る肩こり、どのように見分ければいいのかを番組の主治医たちは次のポイントに注意するように語っていました

 

 ・姿勢を変えたり、肩を揉んでも改善しない

 ・肩こりだけでなく背中などに違和感のある痛みを伴う

・全身のだるさや熱っぽさを伴う

・片側だけの肩こりは内蔵の病気を疑う

 

番組主治医は

「片側だけが痛い肩こりは内臓疾患を疑ったほうがいい。以前に糖尿病の方で左肩が痛いという患者がいらしたのですが、すい臓がんだった事がありました

片方ずつ肩が痛いという方は内蔵の疾患を疑ってエコー検査とか行かれたほうがいいですね」

と片側だけが理由もなく痛んだりこる場合は要注意と語っていました

 

 

 ・【右肩の肩こりと同時に発見された胆石!内臓の異常が肩こりとして現れたケース】

 

 

内臓の疾患が片側にだけ肩こりとしてサインとして出るという情報を裏付けるケースについても番組では紹介していました

芸人コンビTKOの木本武宏は最近肉体改造でも話題になったのですが、4年前から右肩にひどいこりを感じるようになったそうです

40歳を過ぎたあたりから重たい荷物を持ったあとの疲労感のような痛みが右肩に起きているとのこと

 

そして肩こりと同時期に胆石(胆のう結石)が見つかっていました。胆石とは胆のうの中にできる石のことです

胆のうとは肝臓から食べ物の消化のために分泌される胆汁を一時的に溜めておく保管場所なのですが、胆汁が何らかの原因で固まってしまったのが胆石となります

胆石があっても症状がない方も多いのですが出口に詰まると胆石発作を発症してしまいます

それがきっかけで胆のうが炎症を起こすと胆のう炎になり、胆のう炎を繰り返していると早期発見が難しく脂肪率が高い胆のうがんのリスクも出てくるのです

 

胆石と右肩の肩こりの関係は本当にあるのかという疑問に番組主治医は

「十分に可能性はあると思います。胆石が出口に引っかかったままだと胆のうが痙攣してくるんですね

中に戻ったり詰まったりを繰り返すと軽い発作のようなものが繰り返されて肩の痛みに波及する可能性はあります」

と語っていました

 

 

 ・【胆石ができてしまう理由は?どのような生活改善が必要なのか?】

 

 

胆石の主な原因は加齢・肥満・過度の飲酒・運動不足・コレステロールの摂り過ぎで、日本人の約12人に1人が発症しているそうです

胆石の患者数は男性に比べて女性の方が3倍もあります、その原因は過激なダイエットによるものではないかと考えられているとのことでした

 

番組主治医が木本の胆石を検査したところ2012年に8.8mmだった胆石が2016年の現在では11.0mmまで大きくなっていました

胆石が大きくなった原因としてダイエットによる食事量の減少が考えられるのではないかとのこと

食事を抜いたり制限をしたりすると胆汁が溜まってしまい、使われなかった胆汁が胆石にどんどんくっついて大きくなったと考えられるそうです

 

肥満はコレステロールの原因でコレステロールは胆石の原因となるのですが、だからといって極端なダイエットは良くないんですね

木本の場合は肉体改造に成功していて今後も続ける場合は食事抜きではなく適当な量の食事を摂取する食生活を心がけるようにアドバイスされていました

トレーナーには食事はきっちりと食べるように言われていた木本ですが、自己判断でリバウンドが怖くて食事制限をしていたのが今回の胆石の大きさアップに繋がってしまったのではないかと木本は語っていました

 

昔と違い最近は胆石とがんが直接関係ないと言われています

症状のない石は「サイレントストーン」としてそのまま死ぬまで放って置いても問題ないそうです

今の大きさであれば手術などは必要なく放置していても良いとの判断をされ、今後は適度なダイエットを続けながら経過観察するように指導されていました

 

最後に番組では右肩だけこる場合は胆のうや肝臓などの内臓の病気を疑うのが大切、肩こりには様々な病気が潜んでいる場合もあるので

いつもとは違う肩こりが起き始めた場合には注意が必要と覚えておくようにとアドバイスしていました

原因がわからない片側だけの肩こり、さらに姿勢を変えたりマッサージしても改善しない場合は病院に行くようにしましょう