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【主治医が見つかる診療所】左肩だけがこる肩こりは心筋梗塞・狭心症など心疾患の危険がある!?命の危険がある肩こりとは!?

2016年5月16日に放送の「主治医が見つかる診療所」にて

左肩だけがこる肩こりは心筋梗塞・狭心症など心疾患の危険がある!?肩こりが体からの危険な病気のサインという情報を紹介していました

 

危険な病気の意外な予兆69 ~左の肩が痛いのは心臓からのSOS?
市川 純子
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多くの人が悩む肩こり、そんな誰でも1度は経験したことがあるであろう肩こりは命に関わる病気のサインになることがあるといいます

番組の主治医たちは

「肩こりが急激にひどくなった方で念の為に心電図をとったところ実は心筋梗塞が判明、すぐに処置して一命をとりとめた患者もいました」

「肩こりがあるということで検査したところ肺尖部にある肺がんを見つけたこともある」  

と重病のサインが肩こりとして現れた患者は珍しくないといいます

 

特に注意が必要なのは右肩のみ、左肩のみと片方の肩だけがこる、痛むなどの場合です

今回は左肩がこったケースを紹介しますが右肩の肩こりも危険なので要注意しましょう

kenkoutv.hatenablog.com

心疾患などの時に体から出されるサインが肩こり!?普通の肩こりと危険な病の可能性がある肩こりの見極め方など詳しく解説します 

【危険な心疾患のサインが肩こりとして現れる理由と見極め方】

 


 ・【左側だけに起こる肩こりが心筋梗塞のサインだった 片山さんのケース】  

 

 

番組の取材を受けたのは肩こりが心筋梗塞のサインだったという片山さん(72歳)

片山さんは48歳の時に心筋梗塞と診断されたのですが、最初の異変は診断の半年前でした

左肩だけの強い肩こりを感じていた片山さん。右肩には全く肩の痛みはなくその痛みは左肩にだけズキンズキンというものだったそうです 

異常な痛みだったのですが片山さんはそば屋を経営していたので職業病だと思い放置してしまいます

痛みは24時間続き、マッサージをしても改善は見られませんでした。

 

そして最初の肩の痛みから半年後に喉に何かが詰まるような息苦しさに襲われます

苦しくてどうしようもなくなり病院に行って診察をしたもらった片山さんは「心筋梗塞」と思いもよらない診断をされてしまいます 

心臓に血液を送る血管が何らかの原因で詰まり心臓の細胞が死んでしまう病気「心筋梗塞」は突然死の可能性もある危険な病気です

日本で心疾患による死亡者は年間に約19万7000人、男女とも死因第2位の心疾患に「心筋梗塞」も含まれています

 

片山さんはそのまま緊急入院!血管の詰まりかけた部分を網状の筒で広げて血流を回復させる「冠動脈カテーテル治療」を行い、 一命を取りとめました

片山さんは16年後の64歳、さらに4年後の68歳の時にも心筋梗塞を再発します

再発の時には肩と首と同じ部分にコリを感じて痛みは今まで以上だったとのことでした

 
 

 

 ・【心臓の病「狭心症」のサインが左肩の強いコリ・痛みで現れた田中さんのケース】

 

 

田中さん(54歳)の左側の肩に最初の異変が起きたのは営業マンだった30代半ばの頃でした

左肩の肩甲骨の周辺にコリを感じたといいいます。その痛みは「キツくつままれた感じ、足がつるみたいな感じ」の痛みだったと田中さんは語ります

最初に痛みが起きたときは月に1回程度の症状だったので単純に疲れが溜まっていると判断して放置してしまいます

 

しかし4年後に肩こりに変化が起きます、左肩の肩甲骨の周辺だけでなく範囲が広まり左の上半身全体に激しい痛みに変わったのです

その痛みは骨折をしたくらいの痛みだそうで、月に1回程度だった痛みも週に1回にまで増加!左側の歯痛や頭痛も襲われるようになります

単なる肩こりではないと田中さんは思ったそうですが放置してしまいます

 

最初の左側の肩こりから約10年後、ついに田中さんの身に恐ろしい出来事が起きてしまいます

47歳の田中さんは早朝に息ができないくらいの激しい痛みが上半身の左側に起きます

呼吸もまともにできず自力で立ち上がる事も出来なかった田中さんはすぐに救急車で病院に運ばれます

医師から告げられた診断は「狭心症」でした

 

 狭心症とは心臓に血液を送る血管が何らかの理由で狭くなり胸の痛みや圧迫感などが出る病気です。進行すると最悪の場合は血管が詰まり心筋梗塞を発症、そして突然死することもある危険な病気です

田中さんはすぐに投薬治療を受け九死に一生を得ます、この時に医師から左肩のコリや痛みは心臓が原因だと告げられたと言います

 

 

 

・【心筋梗塞、狭心症などの心疾患の病気のサインが肩コリに起こる理由】

 

 

 心臓の異常が起きたのにどうして左肩のコリ・痛み、そして歯痛や頭痛となって症状があらわれてしまったのか?番組では次のように解説していました

体には神経が張り巡らされていて脳とつながっています

もし体に異常が出た場合、痛みとして脳まで伝わります。神経は脳に近づくにつれて太い束にまとまっているため、異常のある場所を別の場所と脳が勘違いすることがあるそうです

 

心筋梗塞、狭心症の場合に異常が起きているのは心臓です。しかし心臓の異常を知らせる神経が左肩・左腕の神経と同じ経路のため脳が肩や腕などの痛みと錯覚することがあるんです

これを「放散痛」といいます。片山さん・田中さんが感じた左肩のコリ・痛み、そして歯や頭の痛みはそれぞれ心筋梗塞、狭心症の放散痛だったのです

 

本来なら胸が痛いと感じるはずなのに脳が肩や腕が痛いと錯覚してしまうと知らないと「たかが肩こり」と放置してしまい危険な状態になってしまうかもしれませんね

番組の主治医は「人間の感覚で本当に鋭いのは舌と指の先だけ、それ以外はかなり適当なセンサーしかないので注意」と語っていました

内蔵に異常がある場合は左肩、首、歯、あごなどに痛みが出る場合があるの覚えておきましょう

 

 

 ・【普通の肩こりと危険な肩こりの見分け方を医師たちが解説】
 
 
単なる肩こりと危険な病気のサインである肩こり・・・見極めるにはどうすればいいのかを番組の主治医たちは次の4つがポイントだと語っていました
 
・マッサージなどでは改善しない

・階段を上った後など運動時に肩がこる

・こりの場所や感じ方が部分的でなく広く曖昧

・揉んだ時に気持ちよさよりも痛みが強い

 

通常の肩こりだと肩が硬直した状態で押すとイタ気持ちいいと感じることが多く、危険な肩こりは気持ちよさよりも痛みが強い場合あるそうです

コツとしては肩井(けんせい)という首の下と肩先を結んだちょうど真ん中にある肩のツボを押した時に違和感があるかどうかを確認すると良いとのことでした

 

 狭心症などの心臓の病気は心臓が痛まないこともあります。左肩がこる場合は心臓の病気を疑うことが大切です

どんな姿勢をとっても痛みが改善しない、マッサージをしても改善しない事が長く続く場合は危険だと判断して病院へ行くようにしましょう