テレビで紹介された健康・美容のまとめ

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【みんなの家庭の医学】腹痛の原因は胸にあった!?原因不明と言われた腹痛がセカンドオピニオンによって救われたエピソード

 2016年3月22日に放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」にて

セカンドオピニオンが当たり前の世の中に!?原因不明と言われ続けた腹痛の原因がセカンドオピニオンによって救われたエピソードについて紹介していました

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診断や治療について主治医とは異なる別の医師に意見を求める「セカンドオピニオン」

主治医からの紹介状が必要となり自費診療が原則となるのですが、その結果 思わぬ原因や解決法が判明することがあります

今の時代はかかりつけの医者に任せきりではなく患者自身の意思でより良い医療が選択できるようになっているのです

今回は謎の服痛に悩まされていくつもの病院で原因不明と診断されてしまった女性が名医のセカンドオピニオンによって救われたエピソードについて紹介します

セカンドオピニオンがいかに大切かがわかる内容でした

 【独特な診察で患者を救い続ける「痛みの名探偵」と呼ばれる名医】

 

 

最新のデータによると全国で腰に悩む人は約2800万人、膝痛に悩む人は約1800万人、頭痛に悩む人は約4000万人など多くの人が慢性的な痛みに悩まされています

このような長引く痛みをどう対処しているのかと番組が街で取材したところ「シップを塗る」「諦めて自分で運動するしかない」という意見がありました

100人の男女に「痛みの治療をするために病院へ通っている?」と質問したところ88人の人が病院へは行かないと答えました

多くの人が痛みを年のせいと考え我慢していたのです

 

そんな方々に番組が紹介するのが痛みの原因を徹底解明し患者を救い続けてきた痛みのエキスパート!

名医がいるのは山形県山形市の東北中央病院。病院長の田中靖久先生です

整形外科や内科など診療科の垣根を越えてあらゆる痛みに精通している先生で悩む患者の駆け込み寺のような存在だそうです

その功績が注目されて日本の慰謝が選ぶベストドクターにも選出されるほどです

 

田中靖久先生診察の仕方どのようなものなのか?今回は70代の男性を診察するところを番組は取材していました

男性の悩みは指先から腕全体にかけて謎のしびれと痛みが出るというものでした

先生は最初にハンマーで神経の反射に異常がないかを軽く叩いて診ていました。どうも左肘に異常があるようです

さらに詳しく診察するために板や紙などに穴をあける千枚通しも使っていました。独特すぎる方法ですね

針のような細い先端で全身に張り巡らされた神経細胞をごく軽い力で刺激

そして患者が「痛い」と反応したのは先ほどの診察で異常があった左ひじとは真逆の右ひじでした

左右のひじに異常がある?ということでひじに原因があるのか・・・と思いきや田中靖久先生の診断は「頚椎の脊髄症。首のところで脊髄が圧迫されてるからなんです」でした

痛みの原因はひじではなく首。全く予想していないところに痛みの原因があったのです.

 

後日MRIで検査したところ何らかの原因で首の脊髄が圧迫された押しつぶされていました。大きく変形していたために腕などに痺れや痛みが出てしまっていたんですね

患者が訴える痛みの場所と医者が想定している痛みの場所が違ったりすることは珍しくないとのことでした

田中靖久先生は痛みを探り当てる名探偵、そんな先生のセカンドオピニオンによっていくつもの病院の医師が原因不明と診断した病気から救われた女性のエピソードを紹介します

 

 

【お腹の激痛に苦しむ患者、痛みの原因はお腹とは別の場所に!?】

 

 

専業主婦の46歳女性Aさん。今から9年前に原因不明の腹痛に悩まされていました

痛みを感じるようになったのはある時アルバイト先で左の脇腹に異物が入ったような鈍痛を感じたのがきっかけでした。最初は手で触っても腫れているわけではなく痛みも軽かったくらいでした

そして数分後には痛みは何事もなかったかのように治まりました

しかし翌日に夕飯の支度をしている時にまた左脇腹に痛みが・・・数分で痛みは治まったものの嫌な予感が頭をよぎったそうです

案の定それから1週間あの謎の脇腹の腹痛がAさんの身に起こるようなります。1日に2回3回と頻度を増していくようになりました

流石に心配になったので近所の内科を受診したAさん

 

その時に医師はガスがお腹に溜まっていると考えファーストオピニオンでは便秘による脇腹の痛みと診断します

便が溜まってガスが発生して大腸の特定の部分が膨張、神経が圧迫されて痛みを感じていると考えられたんですね

確かにAさんは慣れない立ち仕事のアルバイトによってストレスを感じ便秘気味でした

便通をスムーズにする整腸剤を 処方してもらいます。しばらくすると便通は改善されていきました

しかしその数時間後にはまた左脇腹の痛みが・・・

 

痛みは無くなるどころか頻度も強さも増していきました。そして便秘を改善する薬を飲み始めてから数日後に寝ている時に左脇腹に今まで感じたことのない猛烈な痛みが起きます

救急車で緊急搬送されて痛み止めを処方されて痛みは緩和、その異常な痛み方から搬送先の病院の医師は尿管結石の疑いがあると考えます

腎臓の中に溜まったカルシウムなどの成分が石のように固まり尿の通り道である尿管に詰まって激痛を引き起こす病です

しかし徹底的に尿管を検査しても異常はまったく見つかりません

結石の影は見つからずに痛みの原因はわからないまま・・・そのままAさんは退院を余儀なくされました

 

 

こんなに痛いのであれば原因は何かあるはずだと自分自身で徹底的に調べ上げたAさん

少しでも腹痛に関係がありそうな婦人科、整形外科、総合病院の内科、大腸専門のクリニックなど様々な医療施設を半年で6軒も受診してまわりました

しかし徹底的に調べ検査もしてみてもまったく異常が見つからなかったのです。診断はすべて異常がなしか便秘だけです

もう一生この脇腹の痛みと付き合っていくしかないのか・・・そう悩んでいたAさんに転機が訪れます

痛み止めを処方してもらうためクリニックへ行ったときに医師が先ほどの「痛みの名探偵」である田中靖久先生を紹介してくれたのです

 

 

【痛みの名探偵が原因不明の腹痛の理由を発見!痛みの原因はお腹ではなかった!】

 

 

田中靖久先生に診察をしてもらったAさん。田中靖久先生はどんな時に痛むかを徹底的に問診や触診、血液検査で調べていました

消化器、婦人病、整形外科、ガンと可能性のある病気をすべて調べたのですが異常はありません。痛み以外はいたって健康体のAさん、そこで田中先生は痛みについて更に掘り下げる診察をします

 

具体的に脇腹のどの部分が痛むかを確認したところ「おへその横から背中にかけての範囲」ということがわかります

そこで田中先生はもっと詳細な痛みの部分を知るために知覚検査をすることに。知覚検査で使うのは先ほども登場した伝家の宝刀のあの千枚通しです

千枚通しの先でお腹部分を優しく刺激し痛みの発信地を探っていきます

 

 

すると胸から下腹部に徐々に刺激していった時にAさんは激痛を訴えます。その部分はへその左脇にあるエリアでした。Aさんが問診で訴え続けていた場所とは少し違っていました

痛みがある場所と痛みの原因となる場所が同じとは限らないのです

さらに田中先生は何かを辿るように千枚通しを背中の方へ進めていきます。すると痛みがお腹を帯状に横断するゾーンだということがわかりました

 

田中靖久先生は胸部のMRIを撮る事を提案。 痛みは脇腹なのに胸部のMRI・・・すると胸の脊髄の中から大きな丸い物体が姿を現したのです

Aさんの脇腹の痛みの原因は「胸椎に出来た脊髄腫瘍」でした。背骨の中の脊髄にできる良性の腫瘍で原因は不明で10万人あたり1人から2人という珍しい病だったのです

腫瘍は長さ2.5cm幅1cmのサイズ、外部から癒着もなく表面もなめらかでつるつるのためわずかな刺激で脊髄の中を動いてしまいます

 

そのため少しのきっかけで腫瘍が神経に触れてしまうと脇腹に痛みを 出していたという事でした。特徴は腫瘍がちょっとしたことで動いてしまうために痛みが不規則に出るとのこと

Aさんの腕を動かしたり寝返りだけで激痛が起きるという症状にピッタリ合っていました

 

・【お腹の痛みの原因が胸の脊髄にあると判断した理由】

 

 

なぜ田中靖久先生はAさんの原因不明の腹痛が胸の脊髄だと判断できたのか?

それは人体の神経分布図が先生の頭の中に入っていたためです。人体の神経分布図とは脊髄から伸びる神経を全身30のゾーンに分けたもの

Aさんが痛みを訴えていたゾーンから神経の出発点である胸の脊髄の異変を見つけ出したのです

 

そしてAさんは腫瘍摘出の手術を行いました。手術は無事に成功して腹痛は完全に消えて今は痛みのない生活を過ごしています

「原因が見つかった、どこも悪くないとか10ヶ月いろいろ言われてきたけど具合が悪いところあったという安心と嬉しさと一度にこみ上げてきた」

Aさんは最後に涙ながらに語っていました

頼りになるはずの医者の多くに原因不明、便秘と診断され続けて服痛に悩まされたAさんの気持ちを考えると胸が痛くなりますね

でも痛みの名探偵である田中靖久先生のおかげで無事に発見できて完治したので良かったと思います

 

 

【まとめ】

 

 

 主治医とは異なる別の医師に意見を求めるセカンドオピニオン、治せないと診断されても他の病院で違う医師に診察してもらったら治る病気だったという話は聞きますが一人の医師に任せるというのはもう古いのかもしれません

 食べログなどで美味しいお店を選ぶように評判の良い病院、医師を自分で選びきちんと対応してもらうようにしないとですね