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【主治医が見つかる診療所】尿の泡立ちは慢性腎臓病のサイン!?人工透析になる1歩手前で気づけた体からのサイン「尿の泡」

2016年3月14日に放送の「主治医が見つかる診療所」にて

尿の泡立ちは慢性腎臓病のサイン!?人工透析になる1歩手前で気づけた体からのサイン「尿の泡」について解説していました

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「尿の泡」は体が出す病気のサイン。尿の泡が出ている、尿の泡が消えないと感じている人は多いのでは?

kenkoutv.hatenablog.com

 

今回番組ではそんな尿の泡立ちの異変から大変な病気が見つかった男性のエピソードについて紹介していました

一歩間違えれば人工透析になってしまっていた危険を教えてくれた尿の泡立ちについて

そして慢性腎臓病や人工透析になるとどうなってしまうのかについて番組では詳しく解説していました

 【尿の泡の異変に気づき重病を発見した男性のエピソード】

 

 

尿の異変に気づいて腎臓病を発見することができた!そんな貴重なエピソードを番組で語ってくれたのは東京都に住む会社経営のAさん(74歳)です

Aさんの尿に異常が起きたのは18年前の56歳の時でした。当時は自身が経営していた会社の事業拡大のために昼夜を問わずに仕事に励む忙しい毎日を送っていたそうです

 

そんなある日のこと、トイレで用を足した時に尿に異変が起きているのを発見しました

それは「尿の泡立ち」でした。その泡立ちは異常でトイレの水を流しても泡が流れ切らないで戻って来てしまう粘り気が強く消えない泡だったそうです

尿の異常な泡立ちに驚いたAさん。しかしその尿の泡立ちが起こる約3か月前から体に異変が起きていたんです

 

 尿が泡立つ異変の約3か月前に手がこわばるようになり次第に曲がらないほど手がむくむようになりました

そして全身にも重苦しいだるさを絶えず感じるようになっていました

しかしその時点では病院には行きませんでした

 実はAさんは学生時代に柔道で全国大会に出場するほどの実力で相当なトレーニングを重ねてきました

その後遺症的なものが歳を重ねて起きたと勝手に思い込んで「そのうちに治るだろう」と楽観的に考えていたそうです

 

しかし一向に治る様子がなく症状は悪化。ついには朝に怠くて1人では起き上がれないほどにまでなってしまったそうです

そんなAさんの危機を救ったのはAさんの妻でした。今まで病気なんて1つもしたことのないAさんの体の不調を心配して病院に行くように勧めたとのこと

妻からの強い勧めによって病院へ行き検査してもらったところ「ネフローゼ症候群」と診断されてすぐに入院を勧められてしまいました

 

 

・【腎臓が回復することはない!?人工透析になったら一生大変なことに・・・】

 

 

「ネフローゼ症候群」とは腎臓内にある細い血管の壁がもろくなり尿にタンパク質が大量に混ざる病気

進行すると腎臓が十分に働かなくなり体の老廃物を外に排出できなくなります

尿が泡立っていたのは細い血管の壁から漏れ出したタンパク質によるものだったのです

つまり尿の泡立ちは「ネフローゼ症候群」の大きなサインの1つだったのですね

「ネフローゼ症候群」は慢性腎臓病の一種で悪化すれば人工透析が必要となってしまいます

 

Aさんが病院へ行った時には症状がかなり進行した状態で人工透析になってしまうギリギリの数値でした

人工透析とは血液中の余分な水分や老廃物を尿として排出できなくなってしまった患者の血液を機械を使ってろ過して体内へ戻すというもの

一般的に人工透析の治療は週に3回程度、1回につき4~5時間ほどの治療が一生続くことになります

 

Aさんのように腎臓病になっている人は意外に多いそうです

慢性腎臓病はタンパク尿などの異常やろ過機能の低下が3ヶ月以上続いたもので日本では推定1330万人、成人の約8人に1人が腎臓に問題を抱えていることになります

腎臓の毒素をろ過する働きが健康な人の3分の1になると腎不全、10%以下になってしまうと人工透析が必要になります

腎臓の働きが10%以下になってしまったらどんなに健康に気を使うようになっても戻ることはありません。再生することは腎臓はないんですね

現在 人工透析が必要な患者は約32万人。その数は毎年4000~6000人ずつ増加しています

慢性腎場病の危険因子は「高脂肪食」「運動不足」「過度の飲酒」「喫煙」などが考えられていますが詳しい原因は未だにわかっていないそうです

普段の生活に気をつけて体の異常サインがでたらすぐに病院へ行くようにしましょう

 

 

【まとめ】

 

 

Aさんの体から出されたサイン「尿の消えない泡立ち」そしてそのサインの原因は慢性腎臓病の一種の「ネフローゼ症候群」でした

「日常の生活の中で何かおかしければ対処するってことを早めにやるのが重要」とAさんは人工透析1歩手前までになってしまった経験を振り返っていました

年齢だからなどと自己判断せずに少しでも体に異常を感じたらすぐに診察をしてもらうようにしましょう

今回のAさんの体の異常を知らせていた尿の泡立ちについてどんな尿の泡だったら要注意なのかも番組では紹介していましたので興味がある方はこちらの記事をどうぞ!

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