テレビで紹介された健康・美容のまとめ

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【みんなの家庭の医学】初期症状に気づくことが重要なアレルギー疾患3選「成人喘息」「アレルギー性副鼻腔炎」「花粉症」

2016年2月23日に放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」にて

初期症状に気づくべきアレルギー疾患ランキング3「成人喘息」「アレルギー性副鼻腔炎」「花粉症(口腔アレルギー症候群)」について紹介していました

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アレルギー疾患とは何かしらの原因物質に体の免疫が過剰反応のこと。鼻水や咳、かゆみやくしゃみなどの症状を起こす総称です

近年ではこのアレルギー疾患の患者数が増加中、平成2年から過去26年間で約86万人も増加しているんです

病院にかかっていない軽度のアレルギー疾患の方も含めると日本人の3人に1人が何かしらのアレルギーをもっていると言われます

アレルギーの原因物質は分かっているだけでも200種類以上もあります、ダニやカビ、虫、繊維など様々なアレルギーがあるんですね

 

そんな多くの原因物質があるアレルギー疾患はいつ誰が発症してもおかしくはないのです

アレルギー疾患で重要となるのは「自分のアレルギー疾患に早く気づくこと」症状に気づかずに放っておくと命の危機に関わる事態になるのがアレルギー疾患なのです

そこで番組ではアレルギー疾患と戦い続けている世界的にも認められる名医が「初期症状に気づくことが大事なアレルギー疾患ランキング」を紹介していました

 【3位 実は大人に多い「成人喘息」】

 

小児喘息に代表されるように喘息は子供が発症するものと思いがちですが近年では大人の喘息「成人喘息」の患者が増加しているんです

その数は全喘息患者の約118万人の約6割が成人喘息患者、小児喘息患者の4割より多いんです。しかも成人喘息患者の約59万人が大人になってから発症しているんです

 

そんな成人喘息の初期症状を見逃してしまい危険な状態に陥った方に番組ではインタビューしていました

「発作が起きるとこのまま逝っちゃうと思うくらいの恐怖があって・・・失禁もしますし・・・」

苦しさのあまりに死さえも覚悟したそうです

 

・【成人喘息の初期症状は3つ】

 

放置してしまうと危険な成人喘息の初期症状は3つ

・咳

・息切れ

・ゼーゼーという呼吸音

 

どれか1つでもある時間帯に起きると成人喘息の可能性があります

その時間帯とは「早朝」です。成人喘息の初期症状は夜中から朝方にかけて起こりやすいのです

夜になると私たちの体の中では様々な炎症を抑える働きのあるホルモンの量が減少してしまいます。すると昼間はそのホルモンの働きによって抑えられていた気管支の炎症が悪化

咳・息切れ・喘息などの症状が現れると考えられています

夜中から朝方にかけて咳・息切れ・喘鳴などの症状が現れたら成人喘息の検査をするのがお勧めとのことでした

 

 

【鼻に腫瘍ができる「アレルギー性副鼻腔炎」】

 

 

副鼻腔炎とは鼻水や鼻づまりが起こる俗にいう蓄膿症(ちくのうしょう)のこと

副鼻腔炎の原因は2つ「ウイルス・細菌の感染」「ダニ・カビ等のアレルギー」に分けられます

近年、医学界で問題視されているのが「ダニ・カビ等のアレルギー」のアレルギー性の副鼻腔炎だそうです

その理由は初期症状に気づかないと鼻の中にポリープができてしまい手術が必要となってしまうからです。たかが蓄膿症と油断はできないのですね

 

 

・【アレルギー性副鼻腔炎の初期症状とは?】

 

 

アレルギー性副鼻腔炎は鼻水・鼻づまりの前にある特徴的な症状が出るといいます

それは「鼻づまりがないのに匂いがわからない」というもの。それは炎症が起きている部分に問題がありました

アレルギー性副鼻腔炎は副鼻腔の中の目と目の間にある篩骨洞(しこつどう)と呼ばれる部分に最初に炎症が発生します

この篩骨洞の近くを走っているのが匂いを嗅ぎ分ける嗅覚神経。炎症によって嗅覚神経の働きが阻害されて匂いがわからなくなってしまうのです

 

鼻がつまっていないのに食べ物や家の中の匂いがわからなくなったという症状が出たらアレルギー性副鼻腔炎の検査をするようにしましょう

 

 

【1位 国民の4人に1人が発症「花粉症」】

 

 

日本人の潜在患者数は約4000万人とも言われる国民病の花粉症

止まらないくしゃみと鼻水、そして眼球を取り外して洗いたいほどの目のかゆみと多くの人が辛い思いをしています

誰が患っていてもおかしくはない花粉症の何が問題なのでしょうか?

 

実は花粉症患者の約2割にくしゃみや鼻水以外の症状が出るときがあります。その症状は「食後の時だけに起こる口や喉が痛がゆい」というもの

花粉症を患ってる方で口の中がピリピリして痒いという症状が出ている方は要注意!放置すると全身のアレルギー反応が起きてしまい呼吸困難になることもある危険があるのです

 

 

・【口腔アレルギー症候群が起こる原因と予防策】

 

 

食後に起きる口の中のかゆみは「口腔アレルギー症候群」の初期症状の可能性があります

口腔アレルギー症候群とは ある特定の食べ物を食べるとアレルギー反応を起こしてしまう病気のこと。花粉症患者の約2割がこの病気になりやすいそうです

アレルギーというと発疹やじんましんが全身に出るイメージですが、花粉症の人が起こす初期の口腔アレルギーは口周りにだけピリピリとし痛がゆさだけが起こり30分程度で治まるので病気に気づかない人が多いそうです

唇が腫れ上がったりするなどの症状が酷くなってから病に気づく人が多いのが現状だそうです

 

花粉症の人が口腔アレルギーを引き起こしやすい食べ物は以下のとおり

リンゴ 桃 いちご メロン すいか キウイ オレンジ マンゴー 洋梨 アボガド

人参 セロリ トマト 大豆(豆乳) 山芋 ナッツ類 じゃがいも マスタード など

 

果物が多いのですがナッツ類や豆類などでもアレルギーは報告されています

一見すると花粉症とは関係のなさそうな食べ物ですが食べ物の成分を体の免疫細胞が花粉と勘違いしてしまい、食べ物が触れた口の周りでアレルギー反応を起こすと考えられているのです

 

花粉症の人が口腔アレルギーにならないように注意すべきポイントは「マスク」

マスクを使って花粉を極力吸わないことにより花粉症の悪化を防ぎ口腔アレルギーの予防につながるのです

そこで番組ではマスクの花粉除去率を最大5割もアップできる裏技を紹介していました。その裏技とは「マスクにガーゼをあてる」というもの

 

ハンカチ程度のガーゼを左右に3つ折りして更に上下に3つ折りと小さく畳んでいってマスクの内側にあて鼻を覆うように装着するだけの簡単な方法です

マスクは付け方や動いたりすることで隙間ができてしまうことがあるのですが、ガーゼをあてることで隙間から入る花粉を防ぐことができる2重のバリアになるんですね

そしてガーゼですが新品のガーゼではなく洗ったものを使用するのがポイントです

新品のガーゼは繊維が規則正しく配列されているので花粉を捕まえにくいという特徴があります。洗うことによって繊維が不規則になり花粉を捕まえやすくなるので水洗いをしてから使いましょう

 

 

【まとめ】

 

 

初期症状に気づくことが大切なアレルギー疾患ランキングでした

どのアレルギー疾患も初期症状は大したことがないので放っておいてしまいがちですね

しっかりとそれぞれの初期症状を覚えておき少しでも異変を感じたらすぐに病院で検査してもらうようにしましょう