2016年2月23日に放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」にて
精神疾患の患者が急増しているので気をつけたい病「うつ病」「社会恐怖症」「強迫性障害」についての症状と見極め方を紹介していました
患者数が約18年ほどで約129万人ほど増加している精神疾患の患者数
女性の社会進出や高齢化社会における介護ストレスが原因とされています
血液検査などの数値で表せないのが心の病。ストレス社会ではふとしたきっかけで誰もが不安、不眠、うつなどの症状になる可能性があるそうです
1人で抱え込んでしまったり病が進行しているのを本人が自覚できないこともある精神疾患、そんな時には友人や家族などの周りの人が異変に気づき重篤化を防ぐことが重要となります
番組では周りの家族に気をつけて欲しい精神疾患を患者数の増加が多い順にランキングにして上位3つ「うつ病」「社会恐怖症」「強迫性障害」の症状と見極め方を紹介していました
【3位 真面目な人ほど成りやすい「強迫性障害」】
平成8年の時の患者数8000人⇒平成26年3万3000人と2万5000人の増加をしている「強迫性障害」
自分でもやりすぎだと思いながらも強迫観念を消せずにその行為を繰り返してしまう病です
戸締りや火の元を何度も確認したり、手が不潔に思えて長時間に渡って執拗に手を洗い続けるなどの症状があります
でも世の中には用心深い人や潔癖な人はいくらでもいますよね?
その方たちとはどのように違うのか?周りの家族が気づくべきポイントはなんなのでしょうか?
そのポイントは「生活に支障をきたすかどうか」にあります
手を洗う時間が5分程度なら良いかもしれませんが10分、30分になってしまう、鍵の確認も1回だけ家に帰るだけなら良いかもしれませんが5回、10回にもなると外出ができなくなってしまいます
自分でもやめたいけれどもやめられずに家族から見ても生活に支障が出てると思うのであればすぐに病院へ行きましょう
治療法としては確認を我慢したとしても悪いことは起きないんだという経験をさせる心理療法を行います
何度も大丈夫という経験を繰り返すことによって治していくとのことでした
【2位 緊張しやすい人は要注意「社会恐怖症」】
平成8年の時の患者数1000人⇒平成26年3万4000人と3万4000人の増加をしている「社会恐怖症」
人前で恥をかくのではないかという心配が起こり、それが恐怖となり強い苦痛を感じる病です
その結果 自律神経の働きが乱れ様々な症状を引き起こすと考えられています
大勢の人が集まる会合の席で発言をしようとしたら緊張で赤面し言葉が出なくなり、手は震え、冷汗が噴き出して頭の中が真っ白になるという症状がでるそうです
でも人前に出ると緊張するのなんて誰にでもあるものです。どこからが精神疾患となるのか?周囲が気づくペキポイントは「人に対して恐怖を感じているか」にあります
人前で発言ができないのなら大きな障害にはなりませんが、街に出て周りに人が歩いているだけで「自分のことを見ているのではないか?」と思い込んで不安や緊張になってしまい家に戻ってしまうという状態になってしまうと精神疾患と判断されます
周りから見ていて極端に人前に出るのを避けるようになったら病院へ!
治療法は恐怖感を抑える薬を服用して時間をかけて改善させていくそうです
【1位 10人に1人以上が発症「うつ病」】
平成8年の時の患者数20万7000人⇒平成26年72万9000人と50万2000人の増加をしている「うつ病」
憂鬱な気分で1日中落ち込んでしまい身体がだるくて無気力な状態が2週間以上続く精神疾患です
うつ病の原因は人間関係の精神的ストレスや過労による肉体的ストレス
私たちが高揚したり落ち込んだりする気分というのは脳の中の神経伝達物質によりコントロールされてバランスを保っています
しかし強いストレスが続くと神経伝達物質が少なくなり気分が落ち込んだ状態が続いてしまうのです
うつ病は男性は10人に1人、女性は5人に1人は生涯になると言われる患者数が多い病
誰もがなる可能性がある精神疾患ですので周囲にひどく落ち込んでいる人がいたら心療内科に相談してみましょう
うつ病が危険な病気というのは患者の増加数が1番多いからではありません
実はうつ病と間違えやすい「双極性障害」という病気と間違えやすいからとのこと
双極性障害とうつ病の違いについて、双極性障害になりやすいタイプについても番組では紹介していました
気になる方はこちらの記事も参考にどうぞ
【まとめ】
最近になって大きく増加している精神疾患のランキング上位3つ「うつ病」「社会恐怖症」「強迫性障害」の情報でした
ストレス社会の中で多くの人が数値では出ない精神疾患に悩まされているのですね
自分や周りの家族は大丈夫だと思わずに症状のポイントを見極めて早期発見を心がけましょう