テレビで紹介された健康・美容のまとめ

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【ためしてガッテン】鼻づまりを治す点鼻薬が逆効果!?点鼻薬が原因で鼻づまりがよりひどくなる理由「薬剤性鼻炎」について

2月17日に放送の「ためしてガッテン」にて

点鼻薬が逆に鼻炎を悪化させる!?点鼻薬の効果と注意点について解説していました

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風邪などの時に鼻がつまって苦しい、そんな時に役立つのが点鼻薬です

誰もが使用したことのある点鼻薬は鼻づまりを解消してくれる便利なアイテムですが使い方を間違えると逆効果になることも・・・

番組では長年に渡って点鼻薬が原因で鼻炎になってしまった女性を取材!なぜ鼻づまりを治すための点鼻薬で鼻づまりがよりひどくなってしまうのか?

点鼻薬が鼻づまりに効果がある理由、点鼻薬が逆に鼻づまりをひどくしてしまう理由などを紹介していました

鼻づまりによって熟睡できないと起こってしまう身体の不調についても詳しく解説します

 【点鼻薬はどうして鼻づまりに効くのか?】

 

 

鼻がつまる理由は体を守るため、私たちは毎日鼻がつまっていてそれはなくてはならない鼻の機能です

鼻がつまる理由、鼻水が出る理由については「鼻甲介(びこうかい)」が深く関わっているのですが詳しい事はこちらの記事を参考にどうぞ

 

kenkoutv.hatenablog.com

 

鼻を守るために鼻づまりが起こるのは必要なことです

しかし鼻づまりにも困った鼻づまり「ダニやハウスダスト」「花粉症」「風邪」「ちくのう症」などがあります

鼻を守るために鼻の中にある鼻甲介が腫れたり鼻水を出したりして働くのですが、細菌やアレルギー物質に多く触れると過剰反応してしまい腫れてしまいます

両方の鼻がつまってしまい大変息苦しいですよね

 

 

そんな時に役立つのは「点鼻薬」

点鼻薬を使うと瞬時に鼻甲介の腫れをなくすことができるのです。そのため鼻づまりが解消されて楽になります

ところが点鼻薬には意外な落とし穴があるそうで番組では実際に点鼻薬によって長年にわたり鼻づまりに苦しんだ方を紹介していました

 

 

【長年に渡って苦しんだ鼻づまりの原因は点鼻薬だった!?】

 

 

今回番組が取材したのは鼻づまりに長年苦しんでいた女性の方でした

高校生の頃から日常的に鼻をすすることが多くなり集中力が続かなかったり、夜に鼻づまりで眠れずにベッドの周りはティッシュだらけの日々だったそうです

夜だけでティッシュ1箱を3日間で使ってしまうくらい鼻づまりに悩まされていたとのこと。どれほど夜に鼻をかんでいたのか、眠ることが困難だったかを考えるとぞっとしますね

 

そんな時にずっと使っていたのは点鼻薬、しかし一時的には良くなるものの慢性的な鼻づまりは全く解消されませんでした

鼻づまりがあまりにも続き症状も悪化してしまったために病院へ行って診断してもらった結果、医師から驚くべき事を告げられます

なんと鼻づまりを治すための点鼻薬の使いすぎによる鼻炎と言われたのです!

良かれと思って使っていた点鼻薬が逆効果で鼻づまりの原因だっと知った女性は大変ショックを受けたそうです

 

その後に医師の指示通りに点鼻薬の使用をやめたところ半年ほどであんなに毎日苦しんでいた鼻づまりがパッと治ったそうです

「自分でも気づかないうちに鼻水が出なくなって生活が本当に変わった」と女性は語っていました

続いて鼻づまりをなくすための点鼻薬のせいで鼻づまりが悪化してしまう理由について解説します

 

 

【点鼻薬は用法・用量をしっかり守ることが重要】

 

 

 多くの点鼻薬が開発されて多くの人が利用していて役立つ点鼻薬ですが鼻づまりを悪化させてしまうこともあります

実は点鼻薬の使い方に大事なポイントがあります

現在販売されている点鼻薬は鼻水を抑えるタイプ「抗アレルギー薬」、鼻づまりを解消するタイプ「血管収縮剤入り」の2つのタイプがあります

血管収縮剤は文字通り血管を収縮させて「鼻甲介」の腫れを縮ませます

鼻づまりの原因である鼻甲介の腫れをなくすことで鼻づまりは解消、即効性もあります、しかし効果は一時的なのです

 

 

そして血管を一時的に収縮させる点鼻薬は使いすぎると血流が悪くなり周りの組織が悪く変性してしまいます

その結果 以前よりも鼻甲介が腫れてしまうことがあるそうです

こうなってしまうと点鼻薬はもう効果はなく以前よりも鼻づまりはひどくなってしまうという場合もあるそうです

 

 

点鼻薬を使わないほうが良いというわけではなく大切なのは正しく点鼻薬を使うこと

種類によって違うのですが「1日に3~5回」「1回に1度ずつ」と用法・容量がしっかりと記載されているので必ず守るようにしましょう

先ほどの点鼻薬の使いすぎによる鼻炎で苦しんだ女性も点鼻薬に問題があったのではなく用量を守らずに常に使い続けてしまったために起きてしまったそうです

このような薬によって鼻炎になってしまうのを薬剤性鼻炎といいます、ちゃんとした病気なんですね

風邪薬などはしっかりと裏面を見て用法・用量を守る人は多いですが、点鼻薬の説明を見て用法・用量を確認している人は意外と少ないので気をつけなければならないと番組ではアドバイスしていました

 

 

・【用量を守っていれば大丈夫?】

 

 

先ほども紹介しましたが点鼻薬には鼻水を抑える「抗アレルギー薬」と鼻づまりを解消する「血管収縮剤入り」のものに分かれます

鼻水を抑えるタイプは毎日使用していても問題はないのですが、鼻づまりを解消する血管収縮剤入りは毎日使用すると逆に鼻がつまってしまうこともあるそうです

血管収縮剤入りの点鼻薬を2週間以上使用しても効果がない場合は耳鼻科に相談して欲しいと番組では解説していました

 

 

【鼻づまりが原因で発達障害に!?熟睡できないと大変なことに・・・】

 

 

鼻づまりの弊害の一つに睡眠の質の低下、熟睡ができないという問題があります

特に子供は熟睡することが非常に大事となります、その理由は寝ている間に成長ホルモンが出るのですが眠りの質が落ちると成長ホルモンの分泌が悪くなってしまうからです

結果として身長が伸びないとか色々な発達障害の原因になり得るそうです

 

 

番組では実際に鼻づまりによって成長に影響が起きてしまった方を紹介していました

深刻な鼻づまりに悩んでいた7歳の男の子ですが小学校に上がる前に発達に遅れの疑いがあると指摘されてしまいました

鼻づまりが原因ということで鼻づまりを解消する手術を受けたところ見違えるように良くなったのです

 

 

子供の時に鼻がつまって口呼吸になってくると脳や身体の発育に今まで考えられてきた以上に深刻な弊害をもたらすことがわかってきたそうです

あくまで一例で鼻づまりは必ず発達に影響ではないのですが、このようなケースが少なくはないそうで専門家の間では注目が集まっているそうです

子供だけなく大人も成長ホルモンが出ているので少なくなると体調不良・肥満・肌荒れ・慢性疲労などの症状が出てしまうこともあります

たかが鼻づまりと油断せずにしっかりと熟睡できるように注意したいですね

 

 

まとめ】

 

 

鼻づまりを治すための点鼻薬は用法・用量を守らずに使いすぎてしまうと薬剤性鼻炎になってしまい点鼻薬は効果がなくなりより鼻づまりがひどくなるという情報でした

鼻づまりによって熟睡ができないと発達障害や体調不良になることもあるというのは衝撃でしたね

たかが鼻づまりと思ってしまい鼻づまりのための薬である点鼻薬も風邪薬のようにちゃんと使用をしていない事もあるなと反省しました

点鼻薬の用法・用量はしっかりと守りそれでも治らない場合は病院へすぐに行く、困った鼻づまりはちゃんと対処しないと大変なことになってしまうので注意したいですね

ちなみに鼻づまり、鼻炎予防には痛くない鼻うがいが有効ということで番組は勧めていました。鼻うがいに興味のある方はこちらの記事もどうぞ

kenkoutv.hatenablog.com

 

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