2016年2月7日に放送の「駆け込みドクター!運命を変える健康診断」にて
ひじきの鉄分の量が最近になって9分の1にまで減少!ひじきは鉄分豊富な食べ物ではなくなってしまったという事実について紹介していました
「ひじきは鉄分が豊富」と多くの人が勘違いしているそうで、その割合は77%にもなるそうです
ひじきが鉄分豊富だったのは過去の話、今までの鉄分の約9分の1しか鉄分がなくなってしまったんです
ひじきの鉄分が最近になって減ってしまった理由について番組では詳しく紹介していました
【ひじきに含まれる鉄分は最近になって9分の1に減少してしまった】
鉄分を摂取するためにひじきを意識して食べている人もいるのでは?そんな人は知りたくないでしょうが2015年に「ひじきは鉄分が豊富」という常識が崩れる発表がされたんです
2015年に5年ぶりに食品標準成分表が改訂されました
病院食などはこの成分表を目安に献立を決めるほどの重要なものなのですが、今回の改訂でひじきの鉄分の含有量に大きな変化がありました
ひじきの鉄分は改定前は100gあたり55mgだったのが、改定後は100gあたり6.2mgに!!約9分の1にまで減ってしまっていたんです
【ひじきの製造器具が変化したら鉄分量まで変化してしまった】
ひじきの鉄分が減ってしまった理由は「加工法」にあります
海からあがったひじきはすぐに加工されます、釜で約4時間ほど煮るのですが今までは鉄製の釜を使用していました
そうです、この鉄製の釜の鉄分がひじきに吸収されていたために「ひじきは鉄分が豊富」と表示されていたんです
現在多く使われているのはステンレス製の釜ということでひじきに含まれる鉄分が減少してしまった!ということなんですね
・【鉄分は減ってしまったけれども他の栄養素はたっぷりのひじき】
ステンレス製の釜を使う事によって鉄分の吸収が少なくなり鉄分量が減ってしまったひじきですが他の栄養素はまだまだたっぷりと残っています
カルシウムは牛乳が100gあたり110mgなのに対して、ひじきは100gあたり1000mgと約9倍
食物繊維はごぼうが100gあたり6.1gなのに対して、ひじきは100gあたり51.8gと約8.5倍
以上のようにひじきは鉄分が減ってしまっても栄養の宝庫なんです
他にもマグネシウムが豊富でカルシウムの吸収を助けてくれ、骨粗しょう症の予防効果も期待できるそうです
そして食物繊維が非常に豊富なため便秘に悩んでいる女性にもオススメと番組では医師が語っていました
【まとめ】
ひじきが鉄分が豊富だったのは昔は加工に鉄製の鍋を使っていたのでその鉄分を吸収していたため。今ではステンレスの釜が使われるようになり鉄分は減ってしまったという情報でした
加工方法によってここまで変化が起きてしまうとは驚きですね、鉄分豊富な
食材から鉄分があまりない食材にまでなってしまうなんて・・・
それでもカルシウムや食物繊維、マグネシウムが豊富で栄養満点のひじきはおすすめの食品ということでぜひ健康・美容の為にも食べていきましょう