2016年1月31日に放送の「健康カプセル!ゲンキの時間」にて
男女共に長寿日本1位の長野県の健康の秘訣は「標高が高い」「野菜摂取量が日本1位」という情報を放送していました
長野県は男女共に平均寿命が日本一の長寿県、そのアンチエイジングの秘密を番組は独自に調査したところ「標高が高いところで生活する」「野沢菜をよく食べる」というポイントが重要だと紹介していました
長野県の健康の秘訣を長野に訪れた取材陣が調査、その結果を番組では詳しく解説していました
【標高の高いところで暮らすと健康になる!?標高の高さと長寿の関係】
番組の取材陣が訪れたのは長野県上田市にある菅平高原のスキー場、長野といったらスキーが有名ですがそこには颯爽とスキーを楽しむご老人たちの姿が・・・
総勢16名の上田市スキークラブシニア会の皆さんなのですが驚くべきはその年齢で84歳、79歳とスキー歴60年以上の大ベテランで、未だに現役のスキーインストラクターとして働く方もいるほどでした
80代前後の方が元気にスキーをできるのは標高の高さが健康に関係しているからだそうです
長野県は山がちの県ですが標高の高いところに多くの人が住んでいて酸素が東京よりも少ないのです
そのため体の細胞の中にあるミトコンドリアという小さな器官が低酸素に適応するために役割を果たしているとのこと
ミトコンドリアとは細胞の中にある酸素を使ってエネルギーを作る器官の事で、本来なら加齢によってミトコンドリアの機能は衰えてしまいます
しかし高地のように酸素濃度が低いところではミトコンドリアが活性化するために歳を重ねても細胞の健康が維持できるとのことでした
ちなみに世界3大長寿村といわれるカスピ海、パキスタン、エクアドル付近の村も全て標高が高い場所にあります
高地に住まなくても登山やスキーで標高の高い場所に行くことで同じような健康効果が得られるそうです
スキーは衰えやすい脚力を鍛えバランス感覚を養うことができるスポーツ、健康のためにも高地でスキーを楽しむは良いのかもしれませんね
【野菜摂取量が日本1位の長野県で愛される「野沢菜」とは?】
長野県民の健康の秘訣は食事にもありました
先ほどのスキークラブのリーダーの方の食事メニューを見てみると合計で17種類もの野菜が食卓に並んでいました、夕食だけで17種類の野菜とは凄いですね
長野県民は長寿だけでなく野菜の摂取量も日本1位
そんな野菜の中でも長野県民がよく食べるのが「野沢菜」です
もちろん野沢菜の摂取量はダントツ!そして野沢菜にはカリウムがたくさん含まれているんですがカリウムはナトリウムの排泄作用があるので野沢菜の漬物を食べても高血圧になりにくいとのことでした
さらに自家製で作る野沢菜ならではの発酵も健康のポイントになります
発酵すると乳酸菌が増加して腸内環境を整え免疫力を高める効果があるんです
発酵した野沢菜が手に入らない場合は味噌やキムチなどの発酵食品も乳酸菌が豊富なので野菜と一緒に食べるのが良いとのことでした
【まとめ】
長野県の長寿の秘訣は「標高が高いところに住むことでミトコンドリア細胞の健康が維持される」「発酵した自家製のカリウムたっぷりの野沢菜をたくさん食べる」といったところにありました
スキーを楽しむ上田市スキークラブシニア会の方々はスキーをずっと続けるために自転車に乗ったり水泳などのトレーニングを普段からしているそうです
適度な運動と野菜をたくさん食べるという基本的なことが健康に繋がるんですね