1月26日に放送の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」にて
五十肩だと診断される人の4割は「肩腱板断裂」という病という事実、五十肩を放置すると大変なことになるという情報を紹介していました
年齢を重ねると共に増える肩の痛み、四十肩や五十肩に代表される肩の痛みの症状は時間が経てば自然に治ると思い込んではいませんか?
確かに五十肩は放っておいても半年~1年ほどで治るそうですが、しつこい肩の痛みは五十肩と間違えやすい要注意の病の場合もあるのです
たかが肩の痛みだと油断して対処しないと取り返しのつかない事態になってしまうことも・・・
番組では「原因不明の肩の痛みは総称して五十肩となる」「五十肩と言われる人の4割は別の病」という情報を詳しく解説していました
【よくわからない肩の痛みは五十肩と診断されてしまう!?】
そもそも五十肩とは加齢などで肩に生じた痛みを総称した言葉、50代に多い肩の痛みなどの症状の総称なんです
五十肩は骨や筋肉に異常が見られずに病変がはっきりしない時につけられる診断名とのこと。ということは原因不明の肩の痛みは全て五十肩になってしまうんですかね!?
そう考えると五十肩と診断されても納得できなくなってしまいますね
五十肩は放っておけば治ってしまう事も確かにあるのでそのまま放置したり、肩の痛みをずっと我慢する人もいるそうです
しかし五十肩の影に病院へ行くべき病が隠れている場合もあるので自己判断をせずに必ず病院へ行ったほうがよいそうです
ただの五十肩だと思っていたら別の病だった、そんな経験をした男性(57歳)に番組はインタビューしていました
男性の右肩に原因不明の痛みが出始めたのは10年以上も前、20以上の病院に行っても「五十肩」と診断されて対処してもらえなかったそうです
男性は仕事はもちろん日常生活でも服を脱ぐのも苦労して痛みがひどい時には奥さんに服を脱がせてもらっていたそうです
歯磨きもできなかったり肩の痛みで夜寝ていても目が覚めてしまうほど痛みがあることも・・・
このまま五十肩と一生付き合っていくしかないのかと悩んでいた男性は肩の専門外来に行って診察してもらうことに、すると五十肩ではなく男性の症状は「腱板炎」という病名でした
治らない五十肩は実は腱板炎、このようにただの五十肩と放置しておくと治らずに大変なことになる病気は他にもあります
【五十肩と間違えやすい隠れた病の見分け方】
肩の痛み&動かしづらいなどの症状に以下の症状も加わったら病院へ行くべきある病の可能性が高いそうです
「腕を上げるときに異音がする」「腕を動かす途中で痛みが出る」
異音というのは肩を動かす時にゴリゴリ、ジョリジョリなどの何かとすれるような音
腕を上げ下げする際に90度辺りで痛みそれ以上やそれ以下に腕を動かすときは痛くないなどの症状にも注意です
肩の異変に加わって異音がしたり腕を動かすと中で痛みが出る場合は「肩腱板断裂」の可能性が高いとのことでした
肩腱板とは肩関節の骨を囲むようにある筋肉の一種で腕の上げ下げを行う大切な筋肉なのですが、腱板の一部が切れてしまうのが「肩腱板断裂」
腱板はレントゲンでは写らないのでMRIなどで撮影する必要があるそうです
レントゲンでは異常がない⇒単なる五十肩と診断されてしまう病なんですね
実は五十肩と思っている人の中にはこの「肩腱板断裂」の人が多いそうです。その割合は五十肩と言われた方の約40%!!!
5人に2人が「肩腱板断裂」と言われていると考えると五十肩だからと勘違いしている人が多いことがわかりますね
・【肩の痛みを感じたらすぐに整形外科へ!】
腱板は1度切れてしまうと元には戻らずに、「肩腱板断裂」になってしまった方の半分は切れた部分が大きくなり「腕が上がらない」「強い痛み」の症状が出てしまいます
本当に腱板が切れているのかを確認する必要があるので肩の痛みがある方は整形外科でMRI検査などを受けて断裂があるかを確認するのが大切とのことでした
【まとめ】
五十肩と診断される人の4割は「肩腱板断裂」という病。五十肩だと油断していると大変な自体になる可能性があるという情報でした
五十肩のことを自分を含めて甘く考えている人は多いと思いますが、今回の情報を知ったら肩に痛みが出たら絶対に放置はできませんよね
家族や周りの人で五十肩だと油断している方がいたらぜひ情報を教えてあげましょう